出版社内容情報
「ブラック部活」の問題は社会問題とも認知され、問題の現在地を認識した上で、いかにしてこの負のスパイラルを脱するか。
内容説明
子ども、教師、そして親をも巻き込む「ブラック部活」のスパイラル!現場を取材し続けた著者が見た「真実」と「脱ブラック」への提言。「ブラック」を叫ぶだけの時代は、もう終わった―
目次
第1章 ブラック部活の実態―顧問、生徒、保護者にとっての苦痛と苦悩
第2章 暴力的指導としごき
第3章 多発する重大事故
第4章 ブラック部活はなぜなくならないのか
第5章 脱ブラック部活へ
第6章 旧来の概念からの脱却
著者等紹介
中小路徹[ナカコウジトオル]
1968年、東京都出身。京都大学文学部卒。1991年、朝日新聞社入社。2002年日韓W杯ではソウル支局員。現在は、「スポーツと社会」担当の編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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avalanche
3
事例や取り組みの紹介、解説が丁寧で新聞記者らしい本だと感じた。主に部活動のブラックっぷりがメインだけれども後半では「自発」「自主」「自治」に向けた取り組みが紹介されていた。部活動の闇は深い。2018/09/23
Mimuchi
1
日本のスポーツ文化が変わることを祈ります。2018/11/23
Akio Kudo
1
★★★★ 昔だったら、当たり前の部活動のあり方が、今は疑問視される。ブラック部活の原因が教員の保身や学校の弱さにある。2018/10/18
タラコマン
0
日本のスポーツは楽しんでいないと思っていた。 その根底にあるのは部活だと思う。 少しずつ変わっていくことを望みます。2021/03/07
コンクリ君
0
面白かったです。学校で行われている部活の問題を分かりやすく解説されてます。勝つことだけではなく、進路に繋がってくるのも部活の問題の一つです。学校だけではなく、保護者や地域の協力が肝です。ただ、余計にお金がかかるなら、そんなに簡単に協力は得られないでしょうね。本書に紹介されてた、軽運動部はいいな、と思いました。2019/03/30