歴史新書
お稲荷さんの正体―稲荷信仰と日本人

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800314345
  • NDC分類 387
  • Cコード C0221

内容説明

元来、渡来系氏族である秦氏によって神として祀られていた稲荷神だが、江戸時代になると、他の神社にくらべて圧倒的に各地に流布し、農業神から商業の神といった多様なご利益がある神として大衆に篤く信仰されていった。街角やビルの屋上など、日本中いたる所で祀られているお稲荷さん。農業神であった神が、なぜ商売繁盛・産業興隆などの守護神となったのか?日本人なら知っておきたい「稲荷神」のルーツと信仰発展の謎に迫る。

目次

月光稲荷―はじめに
第1章 お稲荷さん以前
第2章 渡来人の秦氏
第3章 伏見稲荷大社の成立
第4章 稲荷神の諸相
第5章 京都の稲荷神
第6章 市民の稲荷神
第7章 稲荷神と仏教
第8章 武士と稲荷神
お塚のその他―おわりに

著者等紹介

井上満郎[イノウエミツオ]
1940年、京都市で生まれる。1960年、京都大学文学部入学。1964年、京都大学文学部史学科国史学専攻を卒業し、京都大学大学院文学研究科国史学専攻修士課程入学。1966年、同博士課程進学。1969年同単位取得満期退学。1973年、奈良大学助教授。1982年、京都産業大学教授。2004年、京都市歴史資料館長。2014年、京都市埋蔵文化財研究所長。2009年、京都新聞大賞(文化学術賞)。2011年、全国社会教育功労者文部科学大臣表彰。2017年、京都市教育功労者表彰などがある。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆーり

10
ちょっと思ってた内容と違った。斜め読みでひとまず読了。京都稲荷山へ行ってお山めぐりしたら、も少し理解出来るかな(^_^;)2018/04/21

わ!

0
著者の井上満郎さんの他の著書を見て驚いた。「秦河勝」。つまりこの著者は、秦氏の研究者でもあるのである。そりゃ、この本が面白くないわけがないだろう…と、わたしのような人間なら思うのだが、果たして「お稲荷さん」の本を、そんな方向から読みたいのかどうか…は、以外と意見が分かれるかもしれない。確かに私は神社好きだが、あまり信心などもっておらず、神社を「読む」ことによって、その土地を読もうとしているに過ぎないのである。…そんな私が、面白いと思っている「お稲荷さん」の本だということだ。その点、ご注意を…2018/05/28

y

0
実家に神棚(お稲荷さん)と仏壇が仲よく並んでいたので、興味を持って読みました。 お稲荷さんと言えばやはり京都の伏見稲荷というのは否定しないけど、日本全国あまたある稲荷神社についての言及がほとんどなく、書名に惹かれて読んだ身としては、かなり残念な感じでした。 伏見稲荷を中心とした歴史、みたいな書名だったら納得の内容です。歴史関係の大学生で卒論どーしようと悩んでいる人にはオススメの本です。2018/05/11

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