内容説明
本物の不良少年たちと一緒に映画を作り、その映画が各映画祭で評価総ナメ、グランプリ!遂にはプロデビューして海外でも大暴れする期待の新鋭監督・小林勇貴の強烈人生!気合と根性と知恵と勇気でのしあがれ!
目次
序章 静岡県富士宮市生まれ
第1章 不良、映画を撮る
第2章 『Super Tandem』編
第3章 『NIGHT SAFARI』編
第4章 『孤高の遠吠』編
第5章 『逆徒』編
終章 全員死刑
著者等紹介
小林勇貴[コバヤシユウキ]
1990年9月30日生まれ、静岡県富士宮市出身。『Super Tandem』(2014)で第36回PFF入選、『NIGHT SAFARI』(2014)でカナザワ映画祭グランプリ、『孤高の遠吠』(2015)でゆうばり国際ファンタスティック映画祭グランプリ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
0607xxx
11
強烈な地元エピソードと独特の言い回しはとても面白く、あっという間に読了。「全員死刑」を先日観たが、観る前に読むべきだった…。とりあえず、全作観ようと思う。2018/01/27
garth
11
たいへんおもしろい。彼、そうとう頭いいですよね。2017/12/02
タリホー
7
静岡は富士宮市での生い立ちから、映画「全員死刑」撮影に至るまでの道のりを綴った自伝的映画制作のエッセイ。序章から不良とイカレた大人たちが闊歩する地元の様子が記されており、この時点で読み物として十分面白いが、自主映画制作の過程も(乱暴だが)理に適っていて思わずナルホドと思ってしまう所もあった。抑圧者に対するアンチテーゼや過去の映画を参考にした場面等、制作の実情が赤裸々に語られているのも潔い。私の地元にも不良はいたが、圧倒的に格が違うと感じた(ウチの地元のは「不良もどき」と言った方が正確かも)。2018/02/26
tmctmhs
7
面白い映画を作る面白い人間の面白い自伝かつ映画制作・製作術。 「孤高の遠吠」は現代の「狂い咲きサンダーロード」であり「列車の到着」である。2017/12/04
Satoshi
6
アマゾンプライムで見た全員死刑が面白かったので、本書を購入した。映画術のタイトルとは異なり、小林監督の自伝だった。実際の不良を映画に出演させる例はよく聞くが、小林監督の場合は自主制作だけありハチャメチャな内容だった。2021/06/29