出版社内容情報
おにぎりを見れば、地域がわかる!日本人にもっともなじみ深い食品であるおにぎりだが、その特徴は、地域差が極めて大きい点だ。形一つとっても、三角形以外に、丸形、俵型など多くがあり、それぞれに歴史的由来がある。多様な具に関しても同様。つまり、おにぎりを見れば、その地域性を理解できるのだ。日本中、いや世界中のおにぎりを食べつくした「文化地理学」のプロフェッショナルが、おにぎりから地域性を紐解いていく。
内容説明
おにぎりには、日本の歴史と風土が凝縮されている!弥生時代の神事に発したおにぎりは、動乱の戦国時代に全国に広がり、江戸時代に大衆食となった。近代に入ってからは富国強兵政策のもと、大日本帝国の兵士たちを支えた。日本史の背景には、常におにぎりがあったのだ。同時におにぎりは、無限ともいえるバリエーションを持つに至った。関東、関西、東北では、おにぎりの形も、具も違う。だが、それはなぜだろうか?日本人のソウルフード、おにぎりの謎に迫る!
目次
第1章 おにぎりの歴史(聖なるおにぎり;おにぎりは大陸からやってきた!? ほか)
第2章 日本文化としてのおにぎり(おにぎりと宗教性;「むすぶ」 ほか)
第3章 おにぎりと地域性(「おにぎり」をなんとよぶ?;「おむすび」の登場 ほか)
第4章 おにぎりの未来(新しい具の登場;なぜツナマヨおにぎりは成功したか ほか)
著者等紹介
増淵敏之[マスブチトシユキ]
法政大学大学院政策創造研究科教授、コンテンツツーリズム学会会長、文化経済学会“日本”理事長など公職多数。1957年、札幌市生まれ、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了、学術博士。NTV映像センター、AIR‐G’(FM北海道)、東芝EMI、ソニー・ミュージックエンタテインメントを経て現職。専門は文化地理学、経済地理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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