内容説明
スパイダーマンなど多くのヒーローを生み出し、アメリカン・コミックスの人気を不動のものにした偉大なる男スタン・リー。彼と『蟲師』の鬼才・長濱博史が二人三脚で作り上げた最新アニメ『THE REFLECTION』。彼らの10年以上に渡る交流と制作過程を振り返りながら、スタン・リーの魅力と創作術をひもとく。
目次
序章 スタン・リーとの仕事への想い
第1章 スタン・リーという生き方
第2章 スタン・リーのコミック人生年表(生い立ち~1960年代)
第3章 スタン・リーと日本との関わり
第4章 スタン・リーとの仕事(前編)
第5章 奇跡の合作『THE REFLECTION』の世界
第6章 スタン・リーが生んだヒーローたち
第7章 スタン・リーとの仕事(後編)
第8章 スタン・リーのコミック人生年表(1970年代~現在)
第9章 スーパーヒーロー・コミックスの“言語”を発明した人―スタン・リー
著者等紹介
長〓博史[ナガハマヒロシ]
1970年生まれ、大分県出身。90年、マッドハウスに入社。アニメーターとして『YAWARA!』『ザ・コクピット』などに参加後、フリーに。90年代後半からは『少女革命ウテナ』のコンセプトデザイン、大地丙太郎監督作品のコンテ・演出などを担当し、2005年にTVアニメ『蟲師』で監督デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ybhkr
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中高生の本のコーナーにあったが大人が読んでも十分に楽しい。アメコミやマーベルの歴史やマーベルトリビア的なことか満載で、当時のアメリカ社会とアメコミキャラクターの摺り合わせや当時倫理的な問題でマンガでドラッグのことを描くのは禁止だった中、スパイダーマンの友人がドラッグでオーバードーズしてしまうエピソードを描いた件が画期的でよかった。また、戦争により兵士たちの娯楽にマンガが加わったことで、子供をターゲットにしていたマンガ業界が大人もおもしろがれるマンガを出版しだしたなど、興味深い話が沢山。マーベルファンにぜひ2017/12/19