歴史新書
江戸のギャンブル

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800313119
  • NDC分類 797
  • Cコード C0221

出版社内容情報

本書では江戸時代に「賭博」に、庶民がどのように熱中したか、それによりどんな人間ドラマがあったか、また幕府がどのような規制や取り締まりをしたかなど、庶民・行政がどのように「賭博=ギャンブル」と向き合ってきたかを考察する。これまで日本人とギャンブルはどのような関係を築いてきたのか、その歴史を振り返る。

内容説明

IR整備推進法案、通称・カジノ法案が成立し、にわかにギャンブルに対する関心が高まっている。いまでは公営ギャンブル以外ご法度とされる賭博は、江戸では身分も性別も年齢も超えてもっとも親しまれた娯楽であった。二百六十年余続いた泰平の世において、人びとはどのようにギャンブルを楽しみ、そして泣き笑いしたのだろうか。お上が何度取り締まりに乗り出しても冷めることのなかった賭博熱。お江戸の知られざるギャンブル事情を紐解くことで見えてくるものとは?

目次

第1章 ギャンブルの日本史(古代は天皇もギャンブルを楽しんだ!?;芸と賭けを融合した平安貴族たち ほか)
第2章 江戸の賭け事よもやま話(意外に多い!賭け事ゆかりの日常用語;江戸時代の賭博禁令の始まり ほか)
第3章 江戸のギャンブラー泣き笑い(義賊?悪人?鼠小僧次郎吉の実像;影富で罰せられた下級武士 ほか)
第4章 時代に翻弄された博打(同じ賭け事でも時代が変われば量刑も変わる;雲助と農村賭博の皮肉な関係 ほか)
資料編(大江戸時代年表江戸幕府歴代将軍データ一覧)

著者等紹介

有澤真理[アリサワマリ]
江戸文化研究家。編集者。(株)エディキューブ代表取締役。東京都出身。『江戸の暮らし』『江戸の風景』(双葉社)では、江戸の再現ビジュアルとして初めてCGを採用、カラー彩色写真などを駆使する江戸ビジュアル編集を確立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なる

16
お江戸とくればギャンブル大国として知られている。今の日本語には江戸時代に流行したギャンブルから生まれた言葉が多くある。一か八か、ボンクラ、シカトなど、いかに日常にギャンブルが入り込んでいたかがわかる。将棋や囲碁、かるたもギャンブル対象として好まれたし、賭博禁止令が出てもなんのその。宝くじも元を辿れば富籤から来ているし庶民には日常であった。江戸時代の前から日本人の歴史にはギャンブルが根付いていて、かつては占いから派生したものだと考えられているそうで、江戸だけでなく日本のギャンブルに対する姿勢がわかる。2023/11/19

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