出版社内容情報
なぜ漫画原作映画が多いのか?『銀魂』『ジョジョの奇妙な冒険』など、現在もなお次々作られる漫画の実写化。2000年代以降、賛否両論を巻き起こしながら量産されていった漫画原作映画だが、2012年の『るろうに剣心』以降、『アイアムアヒーロー』、原作ファンには評価の高い『無限の住人』などなど、クオリティの高い作品が輩出されるようになった。それはどうしてなのか? 何が変わったのか? 玉石入り混じりながら進化する漫画原作映画の現在を問う。
内容説明
時には賛否両論巻き起こしながらも、続々と公開される漫画原作の実写化映画。いまや日本映画の中枢を担う一大マーケットとなった「漫画原作映画」はいつから作られ、そして人気を得たのか?そしてその魅力とは何か?漫画と映画、それぞれの歴史を追いながら、その「現在」を問う!
目次
第1章 映画が漫画をハッキングする時代―三池崇史の功績と漫画原作映画の現在(森直人)
第2章 漫画原作映画は本当に増加しているのか?―数字から読み解く実写化の裏(胆石クラッシャー)
第3章 映画と劇画の70年代―エロスと血しぶきと衝動の時代(高鳥都)
第4章 カオス化するサブカルチャーとともに―漫画とテレビと映画の80年代相互作用(秦野邦彦)
第5章 漫画と映画における“錯覚”―金子修介の漫画原作調理術(尾崎一男)
第6章 漫画とVシネマ―90年代、もうひとつのコミック天国(高鳥都)
第7章 新たな才能と漫画の融合―90~00年代、非現実が現実に近づいた(長野辰次)
第8章 ハリウッドでの日本の漫画実写化は今―いまだそこには金が眠る(キシオカタカシ)
第9章 現代「スイーツ映画」考―少女マンガ実写化の構造(馬飼野元宏)
感想・レビュー
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しなもん
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ニコラス@ケンジ
tkm66