映画宣伝ミラクルワールド 特別篇

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  • サイズ A5判/ページ数 336p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784800312334
  • NDC分類 778.09
  • Cコード C0074

内容説明

『キングコング』vs『カサンドラ・クロス』!『サスペリア』vs『ゾンビ』!キワモノ映画だけじゃない、アート映画を仕掛けて当てる!追加取材で12章を追加!独立系配給会社の映画宣伝黄金時代を徹底的に記録した決定版!

目次

1976年12月18日。『キングコング』vs『カサンドラ・クロス』
1977年。インディペンデント系配給会社が元気だった年
1977年。『ヘラルド・ゴールデンセブンズ』とは何か?
1977年6月25日。超高性能戦略兵器『サスペリア』
東和、ヘラルドのホラー映画戦略
1977年12月10日。本当に「終わってもしばらく明かりがつかなかった」感動作『ジョーイ』
1978年4月15日。ブルース・リー『死亡遊戯』への道
1978年3月18日。『スター・ウォーズ』に食らいつけ!!『フレッシュ・ゴードン/SPACE WARS』の場合
1978年6月10日。『スター・ウォーズ』に食らいつけ!!『コンボイ』の場合
1978年12月9日。『ナイル殺人事件』とアイドマの法則〔ほか〕

著者等紹介

斉藤守彦[サイトウモリヒコ]
静岡県浜松市出身。映画館、ビデオ会社でのアルバイトを経て、映画業界紙「東京通信」記者(後に編集長)に。1996年からフリーの映画ジャーナリスト/アナリストとなり、以後多数の劇場用パンフレット、雑誌・ウェブメディアに寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei-zu

17
「決してひとりでは見ないでください―」。映画「サスペリア」の名キャッチコピーだ。本書は70年代から80年代にかけての映画配給会社の活躍を紐解く。東宝東和、ヘラルド、松竹富士が仕掛ける宣伝に、僕らばどれだけ胸ときめかしただろう。「ブッシュマン」「少林寺」「ナイル殺人事件」…懐かしい題名が並ぶ。 夢中で読んだ通常版の刊行後3年余りの特別篇の刊行に、当時は手が伸びなかったが、そのうち刊行元がなくなってしまっていた。気になる本は、そのとき入手しないとだめですね。2023/03/01

ryoah_upload

1
個人的にジャッキー映画に長年携わってきた飯田格さんについての記述が興味深い。あと自分の元上司についても意外な経歴が知ることができた。もう少し早くこの事実を知っていたら、なにか色々な話が聞けただろうになとちょっと後悔。それにしても映画宣伝にはハッタリも付き物なんだなぁと実感。それが良しとされる不思議な業界。今やったら炎上ものだろけど。2018/08/02

コリエル

1
映画興行の一部として、その作品をどういう客に向けて、どのように発信していくかという宣伝業務がある。本作はその宣伝活動に焦点を絞り、ビデオが普及する前の、映画が映画館のものであった最後の時代の日本における映画興行を振り返っている。なかなか興味深く読めたが、ランボーという邦題は東和の社員が決めて世界に広まったというエピソードは、調べてみたら全くの嘘だった。というかこれは東和社員が意図的に広めたエピソードらしく、今回のインタビューでもその嘘をつき通していたわけだ。これもまた「宣伝」の一環というやつかな。2017/08/16

ちり

1
最近の評判の悪い宣伝の原型が色々書いてあるので「お前か」という気になる。あと元の映画を「素材」、宣伝を「料理」に喩えている記述があってびっくりした。2017/07/28

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