映画秘宝collection
岸田森―夭逝の天才俳優・全記録

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  • サイズ A5判/ページ数 717p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784800312228
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C0074

内容説明

なぜ岸田森はいまだ多くの人を惹きつけるのか―『怪奇大作戦』(68年)、『傷だらけの天使』(74年)、『呪いの館 血を吸う眼』(71年)などでいまだ絶大な人気を誇る俳優・岸田森。いま明らかになるその生い立ち、無名時代の仕事、知られざる葛藤を、20年にわたる膨大な取材で調べつくした、岸田森研究最終報告書。評伝と作品解説、データ資料で構成された、720ページの究極の岸田森研究本!

目次

第1章 役者を目指して
第2章 舞台は映像
第3章 多彩な活躍
第4章 本業“趣味”
第5章 薄暮の刻、迫る
第6章 夢のあとに
“岸田森その生い立ち”―岸田蕃インタビュー
岸田森出演作品 データと解説
岸田森出演作品年表
岸田森年表

著者等紹介

武井崇[タケイタカシ]
1965年生まれ。ミニコミ誌『ストップモーション・モンスターズ』でSTUDIO28に参加。99年同人誌『岸田森全仕事』を刊行。第19回日本SFファンジン大賞研究部門を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

5
吸血鬼、悪役、エリートなどで異彩を放っていた昭和の俳優・岸田森の生涯に迫り、出演した作品(演劇、TVドラマ、映画など)を網羅した、究極の研究本。謎めいた部分もある、その人生はどこか魔的な魅力に満ちている。作品データは、過去に出た同人誌版(この本の原本)を更に増補改訂したもので、雑誌の記事から、青年時代に在籍していた文学座の機関誌まであり、圧巻の労作。2017/05/31

たいそ

4
2017年。最初に観たのは、子供の頃再放送の「帰ってきたウルトラマン」だと思うが、大人になってから「怪奇大作戦」(特に京都編)で観て、なんか凄いなと思うようになった。それは実相寺監督の演出によるところも大きいが、演出やカメラに挑んでいくあたりの話がおもしろかった。子供向け作品でもバカにせず演じているからこそ、大人になってから観ても楽しめるのだと思う。5章で病気が進行し、死期が迫るあたりは読むのがしんどかった。自分はもう岸田森氏より長く生きている。もっといろいろと挑まないといけない気持ちになる。2017/08/10

hirokazu

3
1999年に同人誌「岸田森全仕事」を刊行した著者が、更に18年の時間をかけて完成させた労作。Amazonで定価4,104円と知った時は「えらく高いな」と思ったが、書店で手にしたボリュームと、出演作のデータと解説の情報量に圧倒されてしまった。当時の雑誌記事の内容(悠木千帆との離婚とか、頭髪を剃った時の話とか)まで掲載されているんだから!著者の岸田森への思い入れは(かつての岸田森本人の演技のように)一種の狂気すら感じさせる。2017/05/01

りゃーん

1
物心つく頃から、早朝は円谷特撮の再放送、夕方は刑事ドラマや時代劇の再放送、夜はバラエティにドラマと浴びるように観ていたが、その頃のスター俳優だった草刈正雄や松田優作より、この岸田森が大好きだった。後年、佐藤二朗や唐橋充に惹かれるのは岸田森の香りがしたからだろうし、恥ずかしながら、三枚目もできるインテリ、という自己キャラ像はかなり岸田森に負っている。その岸田森の評伝と出演作品解説だけで750頁超えが本書である。円谷・岡本喜八・勝若山兄弟・工藤栄一・大林宣彦と1970年代の邦画シーン全てに出ていて圧巻である。2017/08/20

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