出版社内容情報
3月25日日本公開のキングコング最新作『キングコング:髑髏島の巨神』に合わせた刊行。世界一有名なモンスター・キングコングのすべてが分かります。
内容説明
怪獣、スペクタル、スクリーミング・クイーン…あらゆる娯楽映画の原点『キング・コング』(33年)。最新作『キングコング:髑髏島の巨神』までの後継作品と亜流映画を解説するキング・コングの映画史。
目次
『キング・コング』(33年)
『コングの復讐』(33年)と亜流作品
『キングコング対ゴジラ』(62年)
アニメの『キングコング』(67年)
『キングコングの逆襲』(67年)
キングコングの美女
キングコング役者たち
『キングコング』(76年)
『キングコング2』(86年)/キングコングと軍隊
コングスプロイテーション
『キングコング2』(05年)
コングの対戦怪獣
キングコングのVFX
『キングコング:髑髏島の巨神』(17年)
著者等紹介
神武団四郎[ジンムダンシロウ]
映画ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蛸
12
冒頭の高橋ヨシキによる、コングの魅力を端的にかつ余すところなく伝える文章が素晴らしいのでここに一部を引用する。「キング・コングには『人』『獣』『神』の三要素が同居しており(略)神であるがゆえに畏怖の対象であり、人間であるからこそ共感することが可能で、獣であることの限界を乗り越えられないがために憐憫を誘う」。解説は亜流作品にまで至っており、VFXやコングを演じた役者に関しても一章割かれている。あらゆる角度からあらゆる執筆陣がコングを語り尽くす、まさしく入門に相応しい本だと思った。2017/03/10
梟をめぐる読書
7
17年に新作『髑髏島の巨神』が、そして20年には『対ゴジラ』の公開が予定されているキングコングについて、入門的に書かれた本。『平成特撮世代』と違って一人の著者が思いの丈を綴ったものではなく、章によって書き手の熱量も異なるのだが、キングコングについての客観的な情報を得たいならこのスタンスもアリか。魅力的なモンスター映画が出揃った今となってはただの「大猿」に過度な期待を持つことは難しいが、エポックメイキングな作品って得てしてそういうものだよなぁと。キングコングの復活は、ハリウッド再生の「夢」なのかもしれない。2017/03/11
スプリント
4
名作キング・コングを愛する人々が様々な切り口からキング・コングを紹介した本です。キング・コング対ゴジラはいま見ても楽しめる映画ですよね。2017/12/24