出版社内容情報
ハイスペックゆえに生ずる男性、日本社会との軋轢など、ハイスペック女子から見た現代日本について、心理学・精神医学的に切り結ぶ。
内容説明
高学歴、高収入、高ルックス…、彼女たちはなぜストレスでツブれるのか！？女性産業医が見た一億総活躍社会の現実！
目次
第１章 ハイスペック女子の憂鬱
第２章 何がハイスペック女子を悩ませるのか―ハイスペック女子の誕生
第３章 ハイスペック女子と恋愛・結婚
第４章 ハイスペック女子と子育て・嫁姑関係
第５章 ハイスペック女子がハイスペックを放棄するとき
第６章 ないものねだりするハイスペック女子たち
著者等紹介
矢島新子［ヤジマシンコ］
医学博士・産業医・労働衛生コンサルタント。ドクターズヘルスケア産業医事務所代表。東京生まれ。慶應義塾女子高等学校、東京医科歯科大卒。同大学医学部博士課程修了。ロータリー財団奨学生としてパリ第一大学大学院医療経済学修士修了。ＷＨＯコンサルタント、川崎市保健所勤務などを経て独立。産業メンタルヘルスの専門家として、現在まで外資系企業を含む２０社以上の企業の産業医を務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒猫
29
ハイスペック女子に特化した書きぶりですが、世間一般の働く女子に書かれた本と解釈した方が良いでしょう。書いてあることはニュースや新聞のコラムを読んでいれば目新しいことはないので、私は買わなくても良かったかなと思っています。いつも女性の働き方について、育休や産休について比べられるのはなぜか北欧諸国ですが、残念ながら日本と北欧は歴史的な背景も国民性も社会経済規模も全て違うわけで、比べる土台を間違えてないかなと感じます。確かに日本は女子には働きづらい面もあるのでしょうが、それは、日本に限ったことではないと思う。2017/03/18
はじめさん
25
学歴、収入、美貌…すべてを兼ね備える、ハイスペック女子。ドラマや映画の拡張されたイメージか、私のなかでは早朝からジョギングやジム、朝食はレタスサンドと豆乳ラテ、パリッと着替えてバリバリ仕事、高層ビルレストランで同ランクの男とディナー……ここまでくると流石に虚構だが、産業医として多くのハイスペ女子と面談してきた著者による記録。つーか著者自身がハイスぺな気もしないでもないが…。 ／ 男社会で潰されまいと、戦うからそこ、いらんストレスに晒される。コロナ禍でテレワークなど働き方改革元年？ 性差なく活躍できる未来。2020/03/28
takachan
16
ハイスペックの定義は一応、本書に書かれてあるが、そうでない女性たちにもあることではないだろうか。P19の東大法学部出身の厚労キャリア女性って真由子様のことではないかと思ったがたぶん違うだろう。それはともかく、超ハイスペックから（失礼ながら）まあまあハイスペックまで一緒に仕事をしてきた多数？の女性を思い浮かべても、ここに書かれているような問題を抱えていそうな女性は2，3人しか思い出せない。もちろん気がつかなかっただけだろうけど。好き嫌いはあれどみんな優秀でリスペクトできる女子たちでした。図書館本2017/11/19
金吾
10
ハイスペックが学歴主体で見るか否かはありますが、ここでいうハイスペック女子のみに当てはまることではないと思いました。ただバブル崩壊により短大のメリットが減ったということは勉強になりました。2020/01/13
GoJEF
9
勤務する会社の産業医さんの著書ということで読んでみました。女性に求めらているものが、失われた10年とか20年と言われている中で大きく変わってきているんだなぁ、とつくづく思いました。2017/12/11
