お稲荷さんと霊能者―伏見稲荷の謎を解く

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800311238
  • NDC分類 175.962
  • Cコード C0014

内容説明

稲荷信仰の信者・霊能者(オダイ)だった女性を、15年にわたって観察・記録した世の常識を覆す話題作!彼女のハイレベルな霊能力を通じて明らかになった稲荷神の正体とは!?本当に起きた数々の不思議な霊現象の世界!

目次

1 不思議な人に出会う(不思議な噂;噂の主に会いに行く;人生の大きな変化;先の見えない職探し;伏見稲荷大社を訪ねる;謎めいた予言)
2 不思議な人の話を聞く(正体が判明する;霊聴ができる霊能者 ほか)
3 霊能力を観察する(神様を招く;霊臭と再生 ほか)
4 稲荷信仰の謎を解く(風の便り;庶民の信仰を記録する;白狐の謎を解く;稲荷信仰の原像;霊能力の謎を解く)

著者等紹介

内藤憲吾[ナイトウケンゴ]
1951年生まれ。出版社勤務を経て、1996年にフリーランスの編集者となる。企画・校正・著述・翻訳も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いちろく

29
紹介していただいた本。京都伏見稲荷の霊能者オダイへの取材形式で綴られるノンフィクション。著者自身は心霊関係の知識が全くない方なので、オダイに関して無知な私も著者に近い目線で内容を追いやすかった。実のところ、私はスピリチュアル的な面では興味はないが、民俗学的な面で見た時は興味深い内容だった。青森恐山のイタコ、沖縄宮古島のユタのような、その土地や血縁的に受け継がれる様式美や儀式的なモノに思えたのも事実だ。2022/12/11

バニラ風味

29
悩みごとを相談すれば、ピッタリな進言をしてくれる「よく当たる人」がいた。著者は、ひょんなことから彼女に興味を持ち、彼女に同行し、数々の不思議な体験をする。彼女は、自分が思ったことではなく、「神様の言葉」を相談者に告げているので、彼女自身も疑問に思うことがあった。その一つが、著者が「本を書くことになる」こと。神様は、著者を通じて、私たちに何を伝えたいのだろうか。神様は本当にいるのだろうか、と考えてしまう本だけれど、著者の実体験話としては、とても面白かった。2017/10/01

lily

13
伏見稲荷のオダイ(霊能力を持った巫女)である砂澤たまゑの晩年を綴るノンフィクション。どんな仕事が合うか、身体のどこが悪いかを見極める能力に加え、治癒や予言などイエスばりの能力だが正直にわかに信じがたい(大槻教授ほど科学万能主義ではないが)。プラシーボ効果も否定できない。「早朝の電話を飛び起きて取ったら「まだ寝とったんか」と見抜かれ驚いた」というが、そらそやろとツッコミたくなる。でも、代金を取らず人々の相談に真摯に答える姿には、霊能力の真贋を超えた人としての器を感じた。オカルト好きの先生からお借りして読了。2021/03/14

澤水月

12
実に奇妙な本。ライターが全く知識興味ない…以前の所から始まりつつ「この人の本を書けと言われた」から15年にもわたり不承不承会いにいっては書いたり観察したり(の割に人生の岐路に相談に行く)。オカ嫌いとも違う純朴?朴念仁?「遣わされた白狐」の話を聞いて真っ先に「おかしい。日本には白い狐はいない」など一事が万事。関西でオダイという霊能者の貴重な実態観察なのに途中で読み手に既婚と判り驚く(厳しい行積むことと世俗が並立)。古くからの神仏習合、本地垂迹のありようが透ける人生だが…高齢で衰える描写痛々しい2020/09/28

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

12
取り上げられている稲荷信仰そのものについては、私自身も不思議なことを体験しているので否定するものではありません。わからないことをわからない、不思議だと思うことを不思議だ、と書かれるのは素直でいいのですが、素人くささがずーっと鼻につきました。それはそれで稲荷信仰の理解へのハードルを下げているのでしょうけど。著者も対象との距離をずっととりあぐねていたかのような。それが読んでてもどかしかったのかな。2018/01/04

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