映画秘宝セレクション
アメコミ映画40年戦記―いかにしてアメリカのヒーローは日本を制覇したか

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800311085
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0074

内容説明

アメコミ映画の誕生、冬の時代、新世代の台頭、そして世界的大ヒットジャンルとなるまで。一部のマニアのものであったヒーローたちが、なぜここまで日本で定着したのかを追った、究極のアメコミ映画研究書。

目次

「これは夢ではない」と、スーパーマンの父は言った
それは、テレビからはじまった
YOU’LL BELIEVE A MAN CAN BE SUPER!映画『スーパーマン』の挑戦
暴力と狂気の時代~ティム・バートン版『バットマン』
アメトイとサブカルチャー・アイコンへ
ヒーロー映画の胎動
9・11:スパイダーマンの敗北と再起
アメリカの新しい「神話」:クリストファー・ノーランのバットマン
コミック映画の爛熟期(または混沌のゼロ年代)
コミック作家と映画作家
X-MEN盛衰記
マーベルの映画本格参入
日本よ、これが映画だ。マーベル・スタジオズの世界戦略
DCの世界再構成
現代アメコミ映画の完成形『デッド・プール』

著者等紹介

小野耕世[オノコウセイ]
1939年、東京生まれ。映画・マンガ評論家、作家、翻訳家。日本マンガ学会理事

池田敏[イケダサトシ]
海外ドラマ評論家。新書『「今」こそ見るべき海外ドラマ』(星海社新書)が発売中

石川裕人[イシカワユウジン]
1963年生まれ。中学時代にアメコミに目覚め、1993年よりアメコミの邦訳出版に関わる

堺三保[サカイミツヤス]
1963年大阪生まれ。米英の小説、映画、コミックスを中心に評論、翻訳などを手がける

てらさわホーク[テラサワホーク]
映画ライター。映画秘宝アメコミ班所属

光岡三ツ子[ミツオカミツコ]
アメコミ映画解説などを担当するライター。アメコミと関連書籍の翻訳も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒデキ

38
「スーパーマン」以降のほぼ、40年のアメコミ映画史を多くの書き手の手によって纏められていて面白かったです。  つい、日本の感覚で、コミック原作の映画は、キラーコンテンツのように思ってしまっていましたが、 アメコミの映画化は、決して安全パイではなく、一か八かに近いものだったことが、よく判りました。 今後、アメコミ映画が、どの方向に向かうのか 楽しみでもあり、不安にもなりますね2021/12/25

kenitirokikuti

11
1977年に『未知との遭遇』と『スターウォーズ』、翌年に『スーパーマン』である。日本公開は1979年。わたしは1974年生まれなので、見たのはテレビ放映らしら? 当時はまだSFもアメコミも価値が低かった時代であり、アメコミ映画は久しぶりだったそうな。その後も山あり谷ありで、『アイアンマン』も当たるかどうか賭けだったという記述、記憶にはあったがずいぶん昔のことに思える▲ポパイ、ハワード・ザ・ダック、メン・イン・ブラック、ブレイドもアメコミ映画である。あったなぁ〜。2018/09/15

vaudou

11
アメコミ映画の今昔をこの分量で総括してしまった努力がまずもって凄まじい。コミックの外連味あふれる世界観と、等身大のヒーローを描かんとするリアリズム路線との絶えざる相克。まさにそこで頭を悩ませてきた歴史こそが、いま隆盛期を迎えつつあるアメコミ映画に深化をもたらしたのだといえよう。あくまで歴史をさらうことが前提なので、個々の作品に対する書き手の好みが極力抑えられているのも好ましい。マーベルのフランチャイズ化による不安(作家性の欠如)、とっ散らかったX-MENシリーズの裏事情など、痒い所にも手が届く充実ぶり。2017/01/28

gonzui

8
クリストファー・リーヴのスーパーマン以降は(リアルタイムではないものもあるが)ほぼほぼ登場する映画を観れていたので、その裏話もしっかり楽しめた。ファンとしては現在のアメコミ映画隆盛は嬉しい限りだけれど、これからに多少の不安も感じてみたり。2017/03/02

1SSEI

5
リチャード・ドナー版のスーパーマンに始まりデッドプールまでのアメコミ映画の流れがまとまった歴史書。こういうまとまった本が欲しかったので重宝してます。2017/02/20

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