歴史新書y
家康研究の最前線―ここまでわかった「東照神君」の実像

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  • サイズ 新書判/ページ数 286p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800310842
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

出版社内容情報

家康の実像は本当に正しいのか?最新研究で新たなる人物像に迫る。

内容説明

三河時代、戦国大名時代、豊臣大名時代と、家康の頭の上には、つねに支配者・同盟者が存在した。江戸幕府は最終的に天下を掌握したが故に、各時代の歴史を家康に都合よく描くことが出来た。本書では、「徳川史観」を取り除くことを第一義とした。

目次

第1部 戦国大名への道(家康のルーツ・三河松平八代―松平氏「有徳人」の系譜と徳川「正史」のあいだ;人質時代の家康―家康は、いつ、今川氏から完全に自立したのか;領国支配と一向宗―「三河一向一揆」は、家康にとって何であったのか;家康の譜代家臣―家康の家臣団は、どのように形成されたのか)
第2部 戦国大名 徳川家康(今川氏真と家康―義元の死後、家康と今川家との関係はどうなったのか;名将たちと家康の関係―信長・信玄・謙信を相手に独自外交を展開した家康;北条氏と家康―徳川氏と北条氏の関係は、関東にいかなる影響を与えたのか)
第3部 豊臣大名 徳川家康(秀吉と家康―豊臣政権の中枢で、積極的な役割を果たした家康;五か国総検地と太閤検地―家康の検地は、秀吉に比べ時代遅れだったのか;関東転封と領国整備―家康の「関東転封」は、何をもたらしたのか;家康と奥州―「関東入国」直後、「奥羽仕置」で大活躍した家康)
第4部 天下人 徳川家康(イギリス商人の家康理解―大御所 徳川家康はエンペラーかキングか;大御所・家康と駿府―家康最晩年の「政権移譲構想」と隠居問題とは;家康の信仰と宗教政策―東照大権現への神格化は、家康の意志だったのか)

著者等紹介

平野明夫[ヒラノアキオ]
1961年千葉生まれ。國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻後期課程修了。博士(歴史学)。現在、國學院大學文学部兼任講師・駒澤大学大学院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

55
13人の執筆者による家康にまつわる研究。そのルーツから始まり、人質時代、戦国大名としての姿、秀吉臣従後、天下人としての姿、死後の神格化まで各時代テーマに沿って論じられています。いささか専門的すぎて私には難しい話しもありましたが、一般に歴史小説で語られている姿とは違う説を知り勉強になりました。2017/07/08

ようはん

16
来年の大河ドラマに備えて再読。家康生前の松平家から家康の若い頃に関してはこれまでの通説とは結構違うなという所が多い。2022/05/29

kk

7
日本史史料研究会、かなりがんばってますけど、内容的には玉石混交って感じかな。2018/12/04

スプリント

6
信長研究に続いて家康研究の最前線も読了。北条氏との関係や外国から見た家康像など詳しく知らなかった史実がわかり勉強になりました。2017/01/21

はら坊

5
徳川家康に関する14の論考を収録した書。 徳川が専門の方の論考のみならず、今川や北条、奥羽、そしてイギリス商館からの視点の研究も収録されているので、様々な角度から家康を見ることができる。 個々の論考の独立性が高いので通読性には少々欠けるが、史料にもとづいた家康を知るためには必読の書である。2021/01/25

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