歴史新書
三菱グループの研究

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800310521
  • NDC分類 335.58
  • Cコード C0234

出版社内容情報

本書では、三菱財閥の創業から現在の三菱グループまでの歴史を明らかにし、個々の企業にも目配せしながら、グループの特徴や社風にも触れていく。企業集団・三菱グループは、三菱財閥を母体として戦後再編成されたものだが、なぜ、財閥から企業集団に変わらなければならなかったのか。その歴史的な背景をたどりながら、どのようにグループが再編されていったのかを明らかにしていく。

内容説明

三菱グループは、「三菱」という商号、「スリーダイヤ」の商標の信用をひたすら守り、他社と容易に合従連衡しない孤高の企業集団として存在し、近年再びクローズアップされている。三菱グループの強さの源泉は、戦前の三菱財閥に遡ることができる。企業集団・三菱グループは、三菱財閥を母体として戦後再編成されたものだが、なぜ、財閥から企業集団に変わらなければならなかったのか。本書では、その歴史的な背景をたどりながら、どのように再編されていったのかを明らかにしていく。また、代表的なグループ企業の歴史と現在を明らかにする。

目次

第1部 三菱財閥創業史(テーマの深読み なぜ一代で日本有数の財閥が誕生したのか;創業者・岩崎弥太郎;二代目・岩崎弥之助;三代目・岩崎久弥;四代目・岩崎小弥太;サラリーマン重役)
第2部 財閥解体・戦後の三菱グループ(テーマの深読み なぜ日本最大の企業集団になったのか;財閥解体;グループ再結集;躍進の表裏)
第3部 三菱グループ・有力企業の現在(テーマの深読み どこまでが三菱グループか;総合金融グループ;三菱御三家;三菱重工業の流れ;三菱鉱業の流れ;「三菱」を冠する企業群;「三菱」を冠しない企業群)

著者等紹介

菊地浩之[キクチヒロユキ]
1963年北海道生まれ。國學院大學経済学部を卒業後、ソフトウェア会社に入社。企業勤務の傍ら、論文・著作を発表。専門は企業集団、企業系列の研究。2005~06年、明治学院大学経済学部非常勤講師を兼務。2006年、國學院大學経済学博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かけだし不動産投資家

1
三井や住友といった老舗財閥と肩を並べるまでになった三菱。岩崎弥太郎が設立した当時は新興財閥の一角に過ぎなかったが、現在では各業界のリーダー企業が数多くある。これ程の企業集団となり得た理由は、グループシナジーを最大限に発揮した点につきる。それが可能になったのは財閥解体後の三菱再生を望む声が創業家よりも役職員に強く、三菱という称号を自分達が勝ち取ったというプライドがグループの結束力をより強固なものとした。また、三菱金曜会により、グループがしっかりと統制されている。この組織力が三菱の強さの源泉である。2020/03/21

Keizy-soze

1
【三菱グループの研究】 2017年42冊目。 自社とその周りのグループ会社の関係性の勉強に。 客観的な史実を元に 戦前の三菱財閥から今の企業集団が 生まれていった経緯がよく理解できた。 ただし、過去、現在の姿はわかれど、 今後どのようにあるべきかについては書かれていない。 良くも悪くも大企業集団。 疑問に思うことも沢山あるが、 グローバルを意識して働ける環境に 扱う規模の大きさ。 蓄積された企業ノウハウに人材育成の手厚さ等、 良い部分を利用していく事が必要。 立ち位置の整理になった。2017/07/26

Kuliyama

0
三菱グループの幅広さに驚きつつ拝読しました。2017/09/01

atsut101

0
多少、知らなかったこともあったが、特に目新しさはない。まぁ、面白かった。2023/07/03

yoshihitoe

0
ちょっと知っておこうくらいの 気分転換読書用に購入。 三菱グループではないけど、 小岩井農場が 小野、岩崎、井上から付けたとは知らなかった。2018/04/02

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