お坊さんが明かす あなたの町からお寺が消える理由

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800309860
  • NDC分類 185
  • Cコード C0015

内容説明

実家のお寺が消滅し、お墓が荒れる時代がやってくる。なぜ著者は檀家制度を廃止し、お布施を定額明示したのか?現役住職が語る「これからのお寺とお墓」

目次

第1章 日本人とお寺の関係はこうしてできあがった(エリートたちの学問、天皇のための祈り;末法の世、庶民のための仏教が栄えた ほか)
第2章 昭和・平成の寺院と日本人(戦後の「農地改革」で大打撃を受けた寺院;末寺から本寺に戻れなかった父 ほか)
第3章 住職になってからの一〇年改革(住職一年生、檀家と向き合う;「戒名」がもつ本当の意味を考えるべき時代 ほか)
第4章 これからの時代の日本人と寺院が歩む道(「駆け込み寺」に寄せられる相談とは?;空前の「多死時代」がやってくる ほか)

著者等紹介

橋本英樹[ハシモトエイジュ]
埼玉県生まれ。曹洞宗万吉山見性院住職。駒澤大学大学院修了。永平寺にて修行。42歳より現職につくと、本堂における葬儀を始める。2012年6月には、檀家制度を廃止した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Humbaba

6
お坊さん便が支持されるということは、人の心から仏教が完全に離れてしまったわけではないということも意味している。もしも宗教など無意味だと考える人ばかりであれば、例えそのようなサービスが発表されても誰も気にしないだろう。現在は様々な反応があるが、それがずっと続くことが保証されているわけではない。2016/10/22

りょうみや

6
まず日本のお寺の歴史、時代と共に変わるお寺システムの説明がとても分かりやすく書かれていて面白い。お金の話、坊さんの堕落ぶりも正直に書かれている。それらを踏まえて、最近の人々のお寺離れの危機感と自らの見性院における改革について述べられている。普通の会社とはまた違い、硬直性の強い仏教界で改革を行う姿勢は少しでも見習いたい。私もお墓はいらないし、葬儀も最低限でよいと思うお寺離れしている人間。得るものが多い内容であった。世の中は諸行無常、変わらないものはないし、生き残るためには自ら変わっていかねばと思わせる。2016/09/06

ハパナ

4
曹洞宗の見性寺住職である著者が、自身の挑戦も含めてこれからの寺の有り方について書いた本です。檀家制度の廃止、布施の定額提示、葬儀から墓地分譲まで寺によるワンストップサービス、永代供養の通販とも言える送骨サービスなど面白い。2016/12/11

Hisashi Tokunaga

1
著者の実践の中から生まれた知見だけにリアルだ。今日のお寺のキーワードを本著作から抜き出してみよう。「廃仏毀釈」⇀「農地改革」、「諸宗寺院法度」⇀「本末制度」、「檀家制度」が寺院崩壊の元凶、「宗教法人」の優遇、「葬式仏教」ー戒名、葬儀法要、墓地経営ー「墓埋法」による公共性優遇、改葬墓じまい、「駆け込み寺」、寺院乗っ取り、「副業」、「兼業」、開かれたみんなのお寺、経済的自立したお寺。などなど。2021/07/26

Mikiti

0
親が地元の人間でないと菩提寺がない=法事をやろうとしてもどこに依頼すればいいのか?というのは、自分も実際に直面した問題でした。この本は私の問いに対して、なぜ頼めるところがなくなるのかという理由と、ある程度のオプションが書かれていました。2017/06/16

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