新書ｙ あなたの知らない大阪「駅」の謎

米屋 こうじ【著】

洋泉社（2016/05発売）

• サイズ 新書判／ページ数 189p／高さ 18cm
• 商品コード 9784800309242
• NDC分類 686.53
• Cコード C0276

出版社内容情報

駅名の由来から駅の構造、地理・地形との関係など、駅についての知られざる「謎」を取り上げ、解説。

内容説明

ＪＲや私鉄の路線が網の目のように張り巡らされる大阪。なかでも、さまざまな車両、たくさんの人が行き交う「駅」には、首を傾げたくなるような多くの謎が存在する。およそ五〇〇ある大阪の駅のなかから、厳選した疑問・発見の数々を紹介。あなたの知らないもう一つの「大阪」が見えてくる！

目次

第１章　地域の歴史にまつわる「駅」の謎（茶の湯―駅名の由来は天下人・豊臣秀吉？；発掘―地下鉄建設時に埋蔵金が期待された？　ほか）
第２章　周囲の地形や環境にまつわる「駅」の謎（改名―その数六回！駅名変更日本一の駅とは？；三つの国―旧国境を表した駅名？　ほか）
第３章　構内配線や列車運転にまつわる「駅」の謎（駅間距離―隣駅のホームが間近に見える？；番線の振り方―一番線のホームが無いのはなぜ？　ほか）
第４章　駅舎や駅施設にまつわる「駅」の謎（盛衰―南海の一大ターミナルだった駅は？；難儀―乗り換えに迷宮を抜ける？　ほか）
第５章　まだまだある！もっと知りたい「駅」の謎（大イベント―万国博覧会のために設置された駅があった？；日本一―地下鉄なのにＪＲの高架よりも高い場所にある？　ほか）

著者等紹介

米屋こうじ［ヨネヤコウジ］
昭和４３年（１９６８）、山形県天童市生まれ。人と鉄道の結びつきをテーマに、日本と世界２５ヶ国の鉄道を撮影。旅行雑誌、カメラ雑誌などで活躍中。一般社団法人・交通環境整備ネットワーク、公益社団法人・日本写真家協会（ＪＰＳ）会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[チェアー]

大阪で生まれ育った私でも、知らないことばかり。新幹線の線路を一時期阪急が走っていたとは！島本駅ができるまでの苦闘や「桜井ノ駅駅」なんていう幻の名前も！筆者はほんとによく調べてるなあと感心。千林駅の長いベンチにたくさん座らせて写真を撮ったら、京阪の宣伝に使えるのにねえ。

2016/08/01

[Humbaba]

駅を使用するだけであれば、その成立ちを知らなくても問題ない。忙しい生活を送っていれば、例え疑問に感じたたとしてもすべてを調べることなどできない。そのようなものでも気になった時に調べてみると、様々な人が変わって今の形に落ち着いているということを認識できるだろう。

2016/06/27

[日野 輝樹]

大阪府の東西南北の最端駅については実際に行ってみようと思いました。

2016/11/13

[Ryuji Saito]

2016年76冊目

2016/05/25

[わ！]

大阪「駅」の謎である。「大阪駅」の謎ではないのだ。あの名建築である東京駅ならいざ知らず、大阪駅ではさすがに一冊の本を形成するまでの…歴史はあっても、謎はないか。とにかく鉄道マニアが書いた、鉄道マニア目線の本に仕上がっている。とにかくこの本を読んで「この駅、行ってみたい」（めちゃくちゃ近所を通勤しているのに…）と思う場所がざっくざく出てきた。…ということは、やはりこの本の存在は有意義であったということなのだろう。大阪の本ばかり読んでいる人間からしても、ここまで駅に特化した本は少ないかも…。

2016/07/10