出版社内容情報
日本国の誕生を縦糸に、当時の地名や地理のエピソードを横糸に構成しながら、古代史の知られざる側面をあぶり出す。中国・朝鮮の日本古代史に関わるゆかりの地名をとりあげる。
内容説明
「地名の語源」を漢字から類推するのは意味がない!「記紀」などに記述された「地名」をもとに、史実を再現!古代の日本を取り巻く政治・地理的状況をふまえながら、「地名」をキーワードに、その場所が現在のどこにあり、どんな地形だったのかを、豊富な地図で示しながら古代史の謎に迫る。
目次
第1章 地名で甦る神話から建国の時代(三内丸山遺跡の「大きい・長い・多い」は本当か;どうして日本を「秋津島」と呼ぶようになったのか? ほか)
第2章 国家統一と邪馬台国の謎を地名に探る(地名に残る日本武尊の足跡;九州の地名に残る神功皇后伝説 ほか)
第3章 飛鳥時代に「宮」が「京」に昇格した外交事情(聖徳太子が住んでいた上宮・斑鳩と古代の重要地、磐余の関係;飛鳥の地名の由来と蘇我入鹿が暗殺された本当の理由 ほか)
第4章 古代中国と日本の関係がわかる地名(中国の古代史は、日本人自身の歴史でもある;「岐阜」のルーツは陝西省の黄土高原にあり ほか)
第5章 古代朝鮮は古代日本に何をもたらしたのか(古代の朝鮮半島にあった楽浪郡・帯方郡とは;楽浪郡は中国の「植民地」ではなく、「内地」だった ほか)
著者等紹介
八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年、滋賀県大津市生まれ。東京大学法学部卒。フランス国立行政学院(ENA)留学。国土庁長官官房参事官、通商産業省大臣官房情報管理課長などを歴任後、現在、歴史作家・評論家として活躍中。徳島文理大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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