内容説明
コネクテッドカー、自動運転、車載OS、ライドシェア、地図データ…標準化覇権争いに乗り遅れる日本メーカーはグーグル、アップルの下請けになる!?
目次
序章 迫り来るアップル、グーグルの脅威
第1章 新興国市場で加速するパラダイムシフトの潮流
第2章 コネクテッドカー時代の“標準化”戦争
第3章 モビリティ革命―ライドシェアが公共交通を変える
第4章 世界各国で激化する自動運転の開発競争
第5章 日米独中のエコカー戦略最前線
第6章 高齢大国ニッポンのスローモビリティ
終章 IoT時代のクルマの未来
著者等紹介
桃田健史[モモタケンジ]
ジャーナリスト。1962年、東京生まれ。欧米、中国、東南アジア、中近東などを定常的に巡り、自動車、IT、航空、エネルギー、サイバーセキュリティ関連企業や、ウーバー、バイドゥなどベンチャーを積極的に取材。国内では高齢者の運転に関して各地で取材。ダイヤモンド、日経BP、自動車関連メディアなどで執筆。レーシングドライバーの経歴を生かして、日本テレビのレース番組解説者としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たー
19
究極のエコカーは車に乗らないこと、高齢者のための車開発がないなどの視点が面白い。既存のビジネスの延長線上であぐらをかいていると危ない??2016/03/28
けんた
9
これからアップルやグーグルがITを駆使して自動運転の車を開発していったらトヨタやホンダなど日本のカーメーカーは脅威にさらされるかもしれない。 ただ日本メーカーが考える自動運転はあくまで人の運転の補助の延長にあり、アップルやグーグルが考える人が全くハンドルに触らない完全自動運転とは異なる。 筆者の、究極のエコカーとは車に乗らないことや自動運転は必要とされておらずメーカーが作ることを目的にしているといった切り口も面白い。2016/03/01
tokkun1002
8
2016年。IoT=モノのインターネット。車載OSグーグルvsアップル。パラダイムシフト。目指せペンギン。中国市場予測は4500万台。インドは700万台。ASEAN、カンボジア。コネクテッド。T-Connect。ハッキング問題。ライドシェア、ウーバー。ビンボーハッピー。自動運転車混走難易度。2025年問題。ETC2.0。カーディーラーが消える。製販分離をやめる。2017/04/23
もりけい
8
自動運転の開発が盛況ですが、完璧な自動運ができなくても人間のミスを防いで事故が少なくなるだけで安心した社会ができるんだと思います。2016/05/11
井上岳一
2
これは良い本。コネクティドが自動車業界にどういう変化をもたらすか、よく調べている。高齢化のところのソリューションはプアだが、自動車業界にとっての高齢化の意味は、団塊の世代の引退にあると喝破している点は、さすがと思わせる。2017/03/09