出版社内容情報
起重機船とは、沈没・座礁した船舶の海洋サルベージや海洋開発事業など、海洋分野で幅広く活躍する起重機を搭載した船。本書の著者の出水氏は、日本で唯一人の起重機船のプロ空撮カメラマンで25年のキャリアがあり、深田サルベージの数々の大仕事を空から撮影している。この巨大な起重機船が、なぜスムーズに動くのか?日頃の点検、メンテナンス、事前の緻密な準備作業、表と裏の両面から起重機船の世界に迫った「メガマニア」垂涎の1冊。
内容説明
巨大起重機船と作業員の男たちに魅せられた「空撮カメラマン」が、海上と陸、そして空から撮り下ろした迫力満載の書。統率された工事現場に同行し、男たちの想い、危険と隣り合わせの臨場感を伝える。極太なワイヤー、重いシャックルと格闘する汗や緻密な操船術の向こうに、かれらはどんな喜びを見出しているのか。男くさい起重機船の世界を覗いてみよう。
目次
プロローグ 起重機船に魅せられて(起重機船の模型をつくる;深田サルベージとの出合い ほか)
第1部 知られざる起重機船の世界(700トンが宙に浮くとき;設置の誤差は3センチ以内 ほか)
第2部 「深田サルベージ建設」の技術と歴史(創業は1910年(明治43)
海難事故―沈没船を引き揚げる ほか)
第3部 海上のつわものたち(ベテランたちの誇りと責任;苦労人の現場哲学 ほか)
資料
著者等紹介
出水伯明[デミズノリアキ]
1960年大阪市生まれ。映像制作作家。公益社団法人日本写真家協会会員。大阪産業大学附属高校卒業後、広告写真スタジオに入社。その後、京都府や滋賀県の民俗調査員を経て、1985年に出水写真事務所設立。各地の民俗文化財の撮影を行う。1990年に映像工房出水に名称を変更。文化財・民俗文化財の撮影・映像制作、航空写真を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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