海上の巨大クレーン これが起重機船だ―数千トンを吊り上げる“職人技の世界”

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  • サイズ A5判/ページ数 159p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784800307767
  • NDC分類 556.75
  • Cコード C0076

出版社内容情報

起重機船とは、沈没・座礁した船舶の海洋サルベージや海洋開発事業など、海洋分野で幅広く活躍する起重機を搭載した船。本書の著者の出水氏は、日本で唯一人の起重機船のプロ空撮カメラマンで25年のキャリアがあり、深田サルベージの数々の大仕事を空から撮影している。この巨大な起重機船が、なぜスムーズに動くのか?日頃の点検、メンテナンス、事前の緻密な準備作業、表と裏の両面から起重機船の世界に迫った「メガマニア」垂涎の1冊。

内容説明

巨大起重機船と作業員の男たちに魅せられた「空撮カメラマン」が、海上と陸、そして空から撮り下ろした迫力満載の書。統率された工事現場に同行し、男たちの想い、危険と隣り合わせの臨場感を伝える。極太なワイヤー、重いシャックルと格闘する汗や緻密な操船術の向こうに、かれらはどんな喜びを見出しているのか。男くさい起重機船の世界を覗いてみよう。

目次

プロローグ 起重機船に魅せられて(起重機船の模型をつくる;深田サルベージとの出合い ほか)
第1部 知られざる起重機船の世界(700トンが宙に浮くとき;設置の誤差は3センチ以内 ほか)
第2部 「深田サルベージ建設」の技術と歴史(創業は1910年(明治43)
海難事故―沈没船を引き揚げる ほか)
第3部 海上のつわものたち(ベテランたちの誇りと責任;苦労人の現場哲学 ほか)
資料

著者等紹介

出水伯明[デミズノリアキ]
1960年大阪市生まれ。映像制作作家。公益社団法人日本写真家協会会員。大阪産業大学附属高校卒業後、広告写真スタジオに入社。その後、京都府や滋賀県の民俗調査員を経て、1985年に出水写真事務所設立。各地の民俗文化財の撮影を行う。1990年に映像工房出水に名称を変更。文化財・民俗文化財の撮影・映像制作、航空写真を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tenouji

9
起重機船「富士」を見ることがあり、どうやって操船しているのか気になっていた。移動はタグボートでけん引するんだね。クレーンのバランスは、バラストで調整するのか。内容は、その会社の歴史から、人にまつわる社風まで、とても興味深い。いやぁ~、面白くて、一気読み。2019/03/16

むさみか

3
コンクリート防波堤を(ケーソンというそうです) なんと 数センチ以内の誤差で設置するそうで 橋桁などは もっと厳しいとか! 起重機船によってくせがあるそうでまさに職人技の世界 ブリッジと現場の息があってこその神業です 2017/12/20

Humbaba

3
大型の船だからと言って、精度が要求されないわけではない。船によっても特色があるため、ある船で学んだ技術が別の場所で活用できるとも限らない。職人芸によって成り立っている部分も多いが、だからこそそれぞれの人が責任を持っていきいきと働いているとも言える。2017/12/12

ひにょ

2
いかにもっていう感じの現場だなぁというふうに感じる。機械好きとかにはたまらん

よーさか

2
なんだろう、興奮する。 面白いよね、こういう世界にいる人って、顔つきに現れるんだよね。自分の顔つきは、どんなかな?2021/10/07

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