ニッポンを発信する外国人たち

内藤 孝宏【著】

洋泉社（2015/02発売）

• サイズ B6判／ページ数 255p／高さ 19cm
• 商品コード 9784800305879
• NDC分類 334.41
• Cコード C0076

内容説明

日本酒、落語、禅、墨絵、和紙、古民家、マンガ、アプリマガジン…“ニッポン伝道師”が教えるあなたの知らない日本。

目次

その１　墨絵画家・書家―イラン・ヤニツキー（イスラエル出身１９８３年来日）モダンアートの探究で辿りついたのは墨絵の世界だった
出版エージェント―カンタン・コリーヌ（フランス出身１９８４年来日）本を通じて日本とフランスを結ぶ
「ジャパンガイド」運営―ステファン・シャウエッカー（スイス出身１９９５年来日）「ありのままの日本」を世界に発信するために
漫画家―ダビ・ナタナエル（ドイツ出身２００３年来日）漫画で学んだ、「人生で大切なこと」のすべて
弁当箱専門店代表―ベルトラン・トマ（フランス出身２００３年来日）ＢＥＮＴＯ箱で「世界遺産」を誰でもどこでも
日本酒伝道師―ジョン・ゴントナー（アメリカ出身１９８８年来日）我が「日本酒に選ばれし人生」に悔いなし
落語家・パフォーマー―ダイアン吉日（イギリス出身１９９０年来日）落語で「想像の旅」を世界へ広める
エディター―ルーカスＢ．Ｂ．（アメリカ出身１９９４年来日）膝からの目線で「日本は面白い」を世界に！
手漉き和紙工芸家―ロギール・アウテンボーガルト（オランダ出身１９８０年来日）自然とともに和紙の「１０００年の夢」を守る
武道家―アレキサンダー・ベネット（ニュージーランド出身１９８７年来日）武道を「人類の共通財産」にするために
曹洞宗安泰寺住職―ネルケ無方（ドイツ出身１９９０年来日）坐禅で日本人が忘れた「一瞬に生きる意味」を問う
建築デザイナー―カール・ベンクス（ドイツ出身１９６６年来日）「古くて新しい」古民家を再生する

著者等紹介

内藤孝宏［ナイトウタカヒロ］
フリーライター。編集者。２０年間で１０００を超える企業を取材。また、財界人、有名人、芸能人にも週刊連載を通じて２０００人強にインタビューしている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[壱萬参仟縁]

日本人は、自分の文化に誇りを持ち世界に発信すべきです（５４頁～）。コリーヌさんによると、フランスは外国を視野に入れた作品づくりをしているという。日本のコンテンツの何が外国人ウケするか？ 試行錯誤していく必要がある。フランスで〝BENTO〟ブームが起こった理由（１０４頁～）。 ガメルというサラダや果物の持ち歩き文化はあったが、主食やおかずを持ち歩くことはない。ファミリー手提弁当、スクエアネストランチ　カーシヴはデザインがよい（１０５頁）。

2015/07/14

[ばちゃ]

取材をうけた12人の外国人の方たちは彼ら自身夢中になったものを軸に日本を外国へ発信している。そのきっかけから今後の展望まで。私たちが普通すぎて気がつかないことなども多い。彼らが絶対に外国の人へも良さが伝わると信念を持って自分たちの各分野で頑張っていらっしゃる姿はとてもすてきだと思います。自分の好きなことを見つけそれに邁進していくというのはすごくいい！

2015/10/18

[天音春子]

図書館本。たまたま借りる。 日本人が気づいてない良さを知って来る外国人のインタビュー集。 和紙、禅、漫画、弁当、武術など様々。 衰退している文化を盛り上げてくれるのが外国人というのもなかなか複雑な気分。 日本人もがんばらないといけない。

2018/11/26

[尾原道場]

他の分野の方の話の中にも日本の武道が登場していた。世界に誇れる武道。大切にしたい。

2015/05/16

[にきゅ]

東洋の島国ニッポン。自分の国、外国のひとが愛して下さるのは、うれしいことだ。

2017/07/30