内容説明
それは、宇宙と人類の始まりを探る旅―。打ち上げから25年、ハッブルが見つめた宇宙の真実。宇宙138億年の謎を解き続ける宇宙の眼、ハッブル宇宙望遠鏡のベストフォトセレクション!
目次
1 美しき星の生涯
2 躍動する銀河
3 神秘の太陽系
4 幻想的な宇宙の鼓動
5 ハッブル宇宙望遠鏡25年史
著者等紹介
縣秀彦[アガタヒデヒコ]
1961年、長野県生まれ。自然科学研究機構国立天文台准教授。天文情報センター普及室長。東京大学附属中学・高校教諭を経て現職。専門は、天文教育(教育学博士)。日本天文学会代議員、日本科学教育学会代議員、日本サイエンスコミュニケーション協会副会長、天文教育普及研究会会長、NHK高校講座講師などを務める。研究テーマは、研究機関からの学校教育支援に関する実践的研究、科学コミュニケーション論、4次元デジタル宇宙プロジェクトなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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芽
57
とにかく圧倒させられる美しさ。 ちょっと値段がお高めだけど手元に置いておきたい。 5回のサービスミッションを終えてもうすぐハッブル宇宙望遠鏡が役目を終えるみたいなので、本当にお疲れ様でした。2015/10/11
キャラメルベイベー@道北民
10
【図書館】宇宙を観測するなら望遠鏡は宇宙にあった方がそりゃあいいよね、とか納得。でも修理はもうできないから、なんとか頑張って欲しいものです。2015/09/13
パスティル
7
宇宙の星たちに圧倒され、何とも言えずうっとりしてしまいます。何万光年離れていても、ハッブル宇宙望遠鏡は映し出してくれます。お気に入りの星を探すのもいいですね。どれも素晴らしいですが、やっぱり天の川銀河は秀逸。この本は読むというよりは、見るスタンスが大事かも。2015/02/07
さばずし2487398
4
何百億光年という距離に存在する(していた)銀河や物質を捉える事ができるなんて、ほんと地球人の技術は凄い事になっている。加工しているとはいえ実にユニークな彩りで輝く銀河の数々。地球を出れば、そこにはただ暗黒と星々しかない。日常にあるものも人もルールも仕事も一切なくただ物質が存在する。当たり前の事だがそれに気がついた時、現在の現実を生きている自分自体が幻のように思えてくる。2019/09/15
がんぞ
4
「宇宙のなかに人生など…ちっぽけなものだ」(手塚治虫『火の鳥』)で感動して。「天文学はもっとも早く発達する、政治の制約を受けることがないから」と言われるが《星の誕生》《銀河系の衝突》は目の当たりに。星にも生涯があり、大惨事も。政治的にもテクノロジーの成果を誇示して大きな意味のある予算。大きな誇りが湧き上がるのは、図版の多くが日本の(ハワイに建設された)《すばる》との合成である。地上にあり得ない形象の連続に、大きな本ではないが、これほど頁の隅々まで「意味のある」図(1ミリ1光年以上)一望できない老眼が悲しい2016/11/22