内容説明
特撮一筋６５年！戦後の日本特撮創世記からかかわり、テレビ特撮ブームを支え、日本一の特撮プロフェッショナル集団・特撮研究所を作り上げた、特撮界のリビング・レジェンド。時代の先端を行くクリエイターたちが最上級のリスペクトを捧げる巨匠が、その技と哲学を語りつくす。これが本当の日本特撮史だ！！
目次
第１章 特撮人生を語る
第２章 松竹時代を語る
第３章 東映映画作品を語る
第４章 東映テレビ作品を語る
第５章 各社作品を語る
第６章 代表作を語る
著者等紹介
矢島信男［ヤジマノブオ］
１９２８年７月２４日、埼玉県大宮市（現・さいたま市）出身。４９年に松竹入社。『君の名は』（５３年）、『喜びも悲しみも幾歳月』（５７年）、『忘れえぬ慕情』（５６年）などの特撮撮影や演出に関わる。５９年に東映へ。幅広いジャンルの作品で特撮演出を手掛けた。１９６５年に株式会社特撮研究所を設立。数多くの特撮スタッフを育てた。株式会社特撮研究所代表取締役会長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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keroppi
5
特撮ものが続いて、矢島信男まで来てしまった。東映特撮物語とあるが、いろんな映画会社と繋がっている。「スターウォーズ」のモノマネから発想され、たった50日で作った「宇宙からのメッセージ」。その当時、その居直りと熱い姿勢に惹かれたものだ。「スターウォーズ」最新作が公開される今年、新たな「宇宙からのメッセージ」を見てみたい。2015/06/10
みのにゃー
3
特撮監督として有名な矢島氏の自身による回顧録。最先端を切り開いてきた人はすごい。自分には仮面ライダーブラックの特撮監督なイメージだけど、もっと古くから活躍していたことを知る。2016/02/15
ロック707
1
先日惜しくも亡くなった昭和～平成特撮のパイオニアの自伝。東宝&円谷特撮に比べ露出度の低い東映特撮の裏側や、大好きな｢宇宙からのメッセージ｣の特撮について言及してるのがポイント高し。 戦隊シリーズやメタルヒーローのメカアクションや、ジャイアントロボや大鉄人17の巨大ロボのバトルに胸踊らせた世代には堪らないバイブル。 氏の円谷英二との関係なども語られ、ジャンボーグAやミラーマンの特撮を担当した理由も理解できました。2020/02/17
まり☆こうじ
1
特撮研究所のルーツが松竹の特殊技術課を定年退職した技術者（の退職金）にあったという驚愕の事実が判明。東映の特殊技術課と特撮研究所の微妙な関係の一端が垣間見れる。１９６０年代は両者が並立していたんだよね。日本特撮秘録。 2016/05/22
