歴史新書
あなたの知らない岩手県の歴史

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800302267
  • NDC分類 212.2
  • Cコード C0221

内容説明

「宮沢賢治」「わんこそば」「盛岡冷麺」などが連想されがちな岩手県―。しかし、古くはヤマト王権に属さない縄文文化の栄えた土地だった。平安時代末には藤原氏が登場し、黄金文化に彩られた「平泉の世紀」を現出する。南北朝時代以降、南部氏が台頭し、戦国時代末には県域支配を進めた。江戸時代には南部(盛岡)藩と仙台藩の支藩一関藩が安定的な治世を展開。幕末には盛岡藩が東征軍を迎え討って敗れるが、近代に入ると学者や作家・政治家など優秀な人材を輩出し時代をリードする。本書では、魅力あふれる意外な岩手県の歴史を紹介する。

目次

第1章 岩手県の古代(金森遺跡の発掘で分かった岩手県の二万年前の自然環境とは?;岩手県出土の縄文「土偶」で何が分かった? ほか)
第2章 岩手県の平泉・鎌倉・室町時代(藤原清衡はなぜ「平泉」に拠点を置いた?;「柳之御所跡」などの発掘で分かった「平泉」の姿は? ほか)
第3章 岩手県の戦国時代(戦国時代の岩手県域にはどんな国人領主がいた?;県北地域に戦国時代を招いた三戸南部氏・九戸氏とは? ほか)
第4章 岩手県の江戸時代(盛岡城が南部氏の居城となったのはなぜ?;盛岡城下で四百年も続いた商家「十一屋」とは? ほか)
第5章 岩手県の近代(旧幕府軍のアボルダージュ作戦はなぜ失敗した?;岩手県はどのようにして成立した? ほか)

著者等紹介

山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。文学博士。東京大学大学院情報学環・史料編纂所教授。専門は近世日本政治・外交史。『江戸お留守居役の日記』(読売新聞社、のち講談社学術文庫)で第40回日本エッセイストクラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

5
県単位の歴史なので、地名がよくわかる。人物は聞いたことがあるような、ないような。地元民でも古いことはあまりしらない。全部で70のトピックスから構成されており、わかりやすかった。全部の都道府県を網羅していないようだが、ぜひ「あなたの知らない○○県の歴史」をご覧いただきたい。2017/12/24

doublebeko

1
「あなたの知らない」と銘打っているが、割と基本的なことが丁寧に書かれていて入門書としては良い本だと思う。Q&A式で飽きずに読めました。2018/04/22

よし

0
二万年前から昨年までの岩手の歴史をまとめた本。コラム風に見開き2ページで1つのテーマをまとめているので読みやすい。古代も良かったけれど、江戸時代から近代が面白かった。受験対策ではなく、教養の一つとして自分たちが住む地域の歴史を学ぶことの大切さや楽しさを伝えてくれる本です。2014/05/29

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