内容説明
日本映画瀕死の今こそ括目すべき新東宝の全貌と、稀代の興行師・大蔵貢の生涯を活写した待望の一巻!今なお禍々しくも妖しい光芒を放つ異端のフィルム群を見よ!
目次
新東宝の鐘が鳴る
明治天皇と生娘吸血魔
一番凄い!新東宝の怪談映画
『スーパージャイアンツ』大会
裸女と活劇のパノラマ館
大蔵新東宝最後の日
再建への夢と瓦解
新東宝の流れ星たち
大蔵映画誕生
舶来版エロと怪奇の世界
衛生エロ映画への招待
ピンク映画のドンとして
著者等紹介
二階堂卓也[ニカイドウタクヤ]
1970年上智大学新聞学科卒。秋田書店に入社。「プレイコミック」「週刊少年チャンピオン」編集長を歴任。現在フリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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midnightbluesky
9
新東宝映画は確かに突っ込みどころ満載の作品が多くて…でも、でもである。著者によるひたすらな突っ込みばかりで後半僻々しました。注釈に、貴重な情報もあるが、著者は好きでもないのに無理やり本を作らされた、としか思えない、愛情が全く感じられない内容。←愛情なんかいらねーよ、といわれればそこまでなんですが。でも、この手のカルト系、秘法系の本というのは「くだらねーと言われようが、好きだからしょーがねーじゃん」という熱い中学生みたいな気持ちで作らないと、本当にタダのクズ本になってしまうのではなかろうか?2014/07/29
tkm66
1
楽しくてイッキ読みだが重出部分散見。校閲・校正の問題?2013/12/26