目次
1章 素粒子とは(世紀の発見!ホントのトコロ;わたしたちは素粒子の集まりです! ほか)
2章 小さい素粒子と大きい宇宙(わからないときは空を見上げよう;宇宙さん、137億歳 ほか)
3章 まだまだナゾだらけの素粒子(わかってきたようでわかっていない素粒子物理学;ダブル暗黒!ダークマターとダークエネルギー ほか)
4章 素粒子を見る!(素粒子を見つけよう!;素粒子を加速させること、そして見ること ほか)
5章 素粒子は役に立つ!!(素粒子物理学の位置づけ;素粒子物理学は役に立つのか→立つよ! ほか)
著者等紹介
秋本祐希[アキモトユウキ]
博士(理学)。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。専門は素粒子実験。現在はデザイン会社でデザインの仕事をするかたわら、東京大学大学院理学系研究科の特任研究員として、科学コミュニケーションを研究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
30
素粒子って何?学校で習ったけど忘れたのか、新しい知見なのかわからんが、クォークとレプトンが素粒子ですべての物質の基本単位のこと。素粒子物理学で小柴昌俊先生とか小林誠・益川敏英・南部陽一郎先生とか日本人のこの分野でのノーベル賞受賞が際立つ。宇宙がどこから生まれたのか、誰も知らない。「無」から生まれたと言われている。宇宙の誕生から1秒後までの素粒子の多様な変化の世界。ニュートリノとかヒッグス粒子とかの立ち位置をちょっとだけ垣間見た読書タイムでした。マンガで分かりやすいかなと思ったが、あ~難し。やっぱ物理無理。2018/10/24
おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減
8
2013年発行。過去の既読本、追加。▼イラストがかわいい!これに尽きる。ネットで話題になり、一部の素粒子物理関係の研究者は研究会・講演会のプレゼンにも使ってたりする。▼図解でわかりやすくまとまっている。キーワードは素粒子の種類・性質、4つの力、ヒッグス粒子超対称性粒子、加速器実験など。▼一般人や子どもに説明するときに使えそう。2017/08/27
おの
6
図書館本。素粒子の話はいつも分かった気になって忘れちゃう。対消滅の話や陽子と中性子が寄り集まって原子核を作ってるのは、強い力が電磁気力より強いからの話、重なるボソンと重なれないフェルミオンの話、重力子の話などがよかった。2021/12/07
けいたりお
4
難しいところをかわいいキャラとわかりやすい描写でかなり読みやすくなっている一冊。個人的にこの本はかなり好き。やっぱり素粒子物理学はおもしろいなぁ・・・ ヒッグス粒子のところなどはかなり勉強になった気がする。これからも頻繁にお世話になりたい一冊だ。2014/05/24
ゑ
3
素粒子のたぶん本当に基本的な話。やさしい文章と著者自ら描いたというかわいいイラストでとても読みやすいです。ページの半分くらいは図なので本を読むのが速くない自分でも割と短時間で読めました。やさしく書かれてさえ自分にはピンと来ない部分もありましたが、分かる部分を拾って読むだけでも好奇心を刺激されて楽しいです。こういう分野の入り口として読むには良い本じゃ無いんでしょうか。2014/05/07