歴史新書y
戦国武将 敗者の子孫たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800300287
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0221

内容説明

明智光秀、石田三成、武田勝頼―敗者・叛逆者の子孫たちは、なぜ現代の天皇家や近世大名家にも繋がることが出来たのか?異聞・伝説を排した正真正銘の血脈をたどる。

目次

第1章 武田勝頼―男系が絶え、唯一遺された「貞姫」の血脈
第2章 真田信繁―仙台藩士として続いた次男「大八」の血脈
第3章 明智光秀―現代の天皇家にも繋がる「叛逆者」の血脈
第4章 石田三成―江戸の大名家に拡がる「敗者」の血脈
第5章 豊臣秀勝―お江との間に生まれた「完子」の血脈
第6章 松平信康―“悲運の貴公子”が遺した二人の姫の血脈
第7章 今川氏真―吉良上野介にも繋がる「無名の姫」の血脈

著者等紹介

高澤等[タカサワヒトシ]
1959年埼玉県飯能市生まれ。長年、実父の日本家紋研究会前会長の千鹿野茂とともに全国の家紋蒐集を行う。家紋の使用家や分布などを、統計を用いて研究している。現在、日本家紋研究会会長、家系研究協議会理事、歴史研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

22
よく調べているなあと感じます。意外なところで血が交差しているのは面白かったです。上級の武家や公家が婚姻を通じて複雑な血族を形成しているので、旧華族はほとんど血の繋がりがあるのではとも感じました。2024/04/04

niwanoagata

9
戦などで表舞台から消えていった戦国武将の子孫を探った本。 男系だけでなく、女系もたどったために、なんでもつないでしまえ的なところがあり、確かにいろんなところに血が流れているのはわかったが、当事者でも認識していない様なところまで言っていて、もはや歴史本という感じではない。一種の教養本として読む物。 通史的なところは『感じたまま書いたにすぎない』と最初に断ってはいるものの、さすがに的外れなところも散見される。事実だけ抜き取って推測で語っている。 いずれにせよ歴史本としてではなく、教養本として読むなら良いと思う2020/03/07

perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

6
2012年刊。著者は家紋や家系、歴史の研究家。 題名通りの本で、取り上げている武将は以下の通り。武田勝頼、真田信繁(幸村)、明智光秀、石田光成、豊臣秀頼、松平信康、今川氏真。 本書は男系だけではなく女系も取り上げ、家系図も多数載っている。「家を継ぐのは男子」と言うカビの生えた価値観にいつまでも付き合う義理はない。子孫の行く末を巡る挿話はそのまま歴史小説の題材になる資格あり。読者が付いて来るかは別問題だけど。ただ確かな根拠を持たない異聞・伝説の類はそれぞれの最後にまとめてあり、一次資料を提示してある。→続く2022/10/12

m

5
敗者の歴史というフレーズに惹かれ読んでみたものの、読みにくかった。知っている武将でもその子や孫までは知識が及ばず、思った以上に時間がかかってしまった。昔は兄弟も多く大名同士の婚姻が頻繁に行われていたからこそ、織田豊臣徳川三家の血をひく者もざらにいたんだろう。一人の人間に二人の親、四人の祖父母がいることを考えると、どの歴史上の偉人の血が入っていてもおかしくないかも(笑)自分の祖先にはどんな人がいるんだろうと気になった。2016/06/25

とし

5
タイトル通りの内容で、歴史上「敗者」とされる戦国武将の「血」が、江戸期を通じてどのように現代に繋がっているのか、あるいは途切れたのかを、系図を元に辿っている。明智光秀や石田三成の「血」が、息子や娘を通じて武家の世界に広がり、さらに公家へと通じ、ついには今上天皇にまで繋がっている、なんてことは、誰も知らないと思う。家康に誅された長男・信康の「血」が、執拗と言えるほどの執念をもって幾つかの大名家に連綿と受け継がれていたという事実は、武士がいかに「血」を大切に想っていたかの証左だろう。実に面白かった。2015/07/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5533895
  • ご注意事項

最近チェックした商品