オトナアニメCOLLECTION
いまだから語れる80年代アニメ秘話―美少女アニメの萌芽

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  • サイズ A5判/ページ数 207p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784800300157
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0076

内容説明

女児向けに製作された、『魔法の天使クリィミーマミ』をはじめとする「ぴえろ魔法少女シリーズ」、玩具などのタイアップをつけず、アニメそのものを商品としてユーザーに提供したOVA(オリジナルビデオアニメーション)―ニーズにあわせて多様な作品が製作された80年代、男性ファンたちは実在するアイドルを追いかけるように、アニメのヒロインに夢中になっていた。現在の“萌え”につながる、80年代のヒロインたちの魅力とはいったいなんだったのだろう?当時、これらの作品の原画を手がけたアニメーターたちの証言から、その理由を探る。

目次

カラーグラビア 80年代ヒロインギャラリー
アニメーター対談1 菊池通隆×高木弘樹×糸島雅彦―「ぴえろ魔法少女シリーズ」で新たなアクションや日常芝居を個々のスタイルで模索した3人
アニメーター対談2 上條修×佐藤千春―東京のスタジオに刺激されながら新潟で『モモ』を描き続けた似たもの同士の先輩と後輩
アニメーター対談3 わたなべひろし×羽原信義―スタイリッシュなアクションだけでなく日常芝居を学んだ『モモ』
アニメーター対談4 美樹本晴彦×垣野内成美―アニメのヒロインにアイドルの要素を融合させた『マクロス』と『メガゾーン23』
アニメーター対談5 いのまたむつみ×石田敦子―現在の女性アニメーターに多大な影響を与えた元祖ビキニ戦士の生みの親と弟子
特別対談「ぴえろ魔法少女シリーズ」1 布川ゆうじ×高田明美―30年経っても色あせないキャラクターの誕生に隠されたオリジナルアニメの苦労と喜び
特別対談「ぴえろ魔法少女シリーズ」2 安濃高志×岸義之―日常描写を極めることで見つけ出した魔法少女アニメの可能性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

1
ここで触れられている作品のほとんどがタツノコ系スタジオの作品であるというのを見ると、今の美少女アニメがどれだけタツノコプロに依っているのかがよくわかります。この時代は本格的にアニメ制作の現場に女性が進出して来た時代で、その代表とも言えるいのまたさんと次世代のエースの一人石田さんの対談は特に素晴らしい企画でした。東映動画が女性の登用に不熱心だったのを考えると、タツノコ系スタジオは人材登用の面での功績があると思います。姉妹本のロボットのほうも含めて、タツノコの時代としての80年代と副題をつけてもいい本です。2017/11/28

わとそん

0
まあまあ2015/08/16

Y.C.STUPID

0
ううむ、どうも「ロボットアニメ秘話」と比べると物足りない。佐藤千春・上条修の対談は貴重で資料価値があるが、安濃・岸や高田・布川対談が物足りない。切り口がだいぶライトになってしまった気が。特に前者は散々語られた話の繰り返しでもあったし、もう少し各話や現在の二人について具体的に踏み込んで欲しかった。2013/04/15

radish

0
表紙の通りぴえろ魔法少女物に大きくページを割いている。クリィミーマミを生み出した高田明美は偉大である。2013/03/12

yoshinoriことしろたんの人

0
うー、美少女ものに疎い人にとっては、「戦闘美少女の精神分析」で出てくる作品を知る為に読んだ様な感じです。80年代のアニメーション作品は、今でも高い評価やターニングポイントとして多く取り扱われるのですが…2013/02/26

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