宝島社新書 カラー版 日本の神様１００選

日本の神社研究会【著】

宝島社（2019/11発売）

• サイズ 新書判／ページ数 223p／高さ 18cm
• 商品コード 9784800299635
• NDC分類 172
• Cコード C0221

出版社内容情報

日本には様々な神様がいます。イザナギ、アマテラスなど神話に出てくる神、全国の八幡神社に奉られる応神天皇のような、死後神様となった古代天皇の神々、さらに農業、芸能、技術（建築や製鉄）のようなジャンルごとの神様など多岐にわたります。それら神様はいったいどこに行けばお参りできるのでしょうか。本書は、日本のさまざまな神様を現存する「神像」を中心にビジュアルで見せつつ、どこの神社に奉られているかがわかる内容になっています。

内容説明

日本の神様は「八百万の神々」といわれ、『古事記』『日本書紀』には、個性豊かな神々の姿が描かれている。しかし神話だけで日本の神々のすべてを知ることはできない。自然への畏れから生まれた八百万の神々への祈りは、仏教の伝来とともに神と仏が一体となった信仰へと発展していった。さらに道教や山岳信仰などから、陰陽道、修験道という日本独自の信仰も誕生する。時代の変化や外国との交流の中で日本の神々は多様性を増していったのである。本書では、神話に描かれた神々をはじめ、仏と習合した神々や民間信仰の神々まで、代表的な１００柱の神々を掲載している。多様な日本の神々を通して、日本人の心の原点と祈りの歴史をひもとく。

目次

はじめに　なぜ日本には八百万の神々がいるのか
第１章　八百万の神様と日本の信仰
第２章　天上世界の神様
第３章　地上世界の神様
第４章　古代日本の神様
第５章　自然界の神様
第６章　神仏習合の神様
第７章　ご利益の神様
第８章　神獣・もののけの神様
第９章　民間信仰の神様
第１０章　全国の総本社３０

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Taka]

宗像大社。椿大神社。大山祇神社。弥彦神社。諏訪大社。宇佐神宮行きたい。厠の神様が、面白い。衣装選びで遅刻した弁天様なの。トイレ掃除を頑張ると美しい子が生まれる。雪隠参りとかも初耳。今週末はトイレ掃除せねば。遮光土器と一緒になってアラハバキの怪しさときたら。八百万の神々。人々は色んなものを畏れて感謝して生きてきたのだなと思う。新しい神様来たから、元からある神様と一緒にしちゃえの大らかさ。異分子として排除するのではなくあなたも正解。私も正解。最近大らかさや謙虚な気持ちを忘れているから。久々神社でも行こうかな

2022/11/28

[chietaro]

古事記だけではなく、日本書紀にも触れられていて面白く読めました。また、民間信仰の中から生まれた神様も取り上げられていたのが良かったです。おしら様が掲載されていたのが東北出身の私には感慨深いものがありました。日本の総本社30もあり、それは勉強になりました。

2019/12/15

[HaruNuevo]

知らぬことが多過ぎる。だから書物を開くのだが。 神様のカタログのような本で、読むというより眺めた感が強かった。この本をスタートにして、日本の神話の世界、神様の世界を少し知っていこうと思う。

2020/01/24

[静かな月を見てる]

100の神様の中にアラハバキが入っていた。東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)には遮光器土偶として出てくるアラハバキ神。なかなかこの手の本には紹介されないので嬉しくなった。

2020/02/07

[文庫やさん]

初心者向けではあるが、日本の神道の系譜を知るには、よくまとめられている。神の誕生についての概説がやや弱い。