悪漢(ワル)の流儀

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  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800299574
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

政治家、官僚、財界、暴力団、右翼、在日――。表と裏の世界を隔てる塀の上を歩き続けた「闇の帝王」許永中。時代を動かした男たちの実像と言葉をエピソードで回想する。実の娘による手記「父と私」も収録。

内容説明

戦後裏面史を駆け抜けた「勝負師」の人生哲学。人物秘話満載!特別手記「父と私」:実娘が綴った「許永中」の真実。

目次

1章 道(「覇道を往くものは王にはなれない」―政治家・亀井静香との蜜月時代;「在日の天皇」と呼ばれた男の肖像―伝説の組長・柳川次郎への憧憬;「日韓のブリッジビルダーになりなさい」―人生の師・太田清蔵が教えてくれたこと ほか)
2章 漢(無言ですれ違った「人生の十字路」―山口組若頭・宅見勝との邂逅;「許永中さんともあろう人が…」―夜の世界で学んだ男の美学;人間社会の運と縁について―わが兄・生島久次の死に寄せて ほか)
3章 夢(「松井のことを頼みます」―在日の英雄・大山倍達の遺言;「在日」をして語る天皇陛下と皇室への畏敬―少年時代に見た行幸の記憶;故郷「大阪・中津」の情景―体内に残る「淀川」のDNA ほか)
特別手記 父と私(許英恵)

著者等紹介

許永中[キョエイチュウ]
1947年大阪府大阪市大淀区(現・北区)中津生まれ。在日韓国人2世。大阪工業大学中退後、さまざまな事業に関わり、大谷貴義や福本邦雄らの知己を得て「戦後最大のフィクサー」と呼ばれる。1991年、イトマン事件に関与したとして逮捕されたものの、保釈中の1997年に韓国・ソウルで失踪。1999年に都内で身柄を拘束される。黒羽刑務所、ソウル南部矯導所に服役し2013年に仮釈放。現在はソウル市内にて暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

21
著者が曲がりなりにも負けない人生を送れたのは、韓国と日本という二つの祖国を持ち、かつ、誇りを持ち続けたからだろう。著者は自らのことを「生まれついてのコスモポリタン」と呼ぶ。虐げられた者だけが許される"選民思想"である。2020/09/12

kuma

20
数々のアウトローの実名、エピソード。イトマン石橋産業事件の不明だった点が分かった気がするが、真相は闇の中か!?2020/04/29

Akihiro Nishio

20
当人を知らずに購入。在日の2世で戦後の政界・経済界でフェイクサーとして活躍した人らしい。殆どが本人の手記、ほんの少し編集部による状況説明、最後に娘の手記から構成される。有名人物を助けてやった、高価な物をあげたなどと真偽不明の自慢話が続き、ビジネスの世界で何をやったのかさっぱりわからない。ただ、在日コリアンとしての鬱屈から、在日ヤクザに惹かれていったのだということ、その時の悔しさや在日のネットワークによって、やがてビジネスの世界で頭角を現したのだということだけはわかった。2020/04/03

新父帰る

5
2020年2月刊。知人の在日の方から勧められた本。「闇の紳士」とか「フィクサー」とか呼ばれているが、本人は淡々とマスコミが勝手に名付けた事として冷静に語っている。私が知るのは「イトマン事件」とか「石橋産業事件」であるが、政治家の実名、亀井静香、竹下登、野中広務、小沢一郎等の名前が挙がっているが、偶然にも私自身これらの面々には直接お会いした機会があった。これらの政治家たちに共通していることは、裏の世界に精通しているとか、同和とか在日の匂いのする人たちだ。著者はある意味在日の方々にとって英雄であるらしい。2022/05/31

コニタン

3
在日韓国人、朝鮮人の業界で仕事をしている私は、許永中の人となりを知りたかったので、この本を読みました。今韓国に住んでいるとは、大阪中津に帰りたいでしょうね。感想はお暇なら読んでみて下さい。2021/03/08

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