出版社内容情報
政治家、官僚、財界、暴力団、右翼、在日――。表と裏の世界を隔てる塀の上を歩き続けた「闇の帝王」許永中。時代を動かした男たちの実像と言葉をエピソードで回想する。実の娘による手記「父と私」も収録。
内容説明
戦後裏面史を駆け抜けた「勝負師」の人生哲学。人物秘話満載!特別手記「父と私」:実娘が綴った「許永中」の真実。
目次
1章 道(「覇道を往くものは王にはなれない」―政治家・亀井静香との蜜月時代;「在日の天皇」と呼ばれた男の肖像―伝説の組長・柳川次郎への憧憬;「日韓のブリッジビルダーになりなさい」―人生の師・太田清蔵が教えてくれたこと ほか)
2章 漢(無言ですれ違った「人生の十字路」―山口組若頭・宅見勝との邂逅;「許永中さんともあろう人が…」―夜の世界で学んだ男の美学;人間社会の運と縁について―わが兄・生島久次の死に寄せて ほか)
3章 夢(「松井のことを頼みます」―在日の英雄・大山倍達の遺言;「在日」をして語る天皇陛下と皇室への畏敬―少年時代に見た行幸の記憶;故郷「大阪・中津」の情景―体内に残る「淀川」のDNA ほか)
特別手記 父と私(許英恵)
著者等紹介
許永中[キョエイチュウ]
1947年大阪府大阪市大淀区(現・北区)中津生まれ。在日韓国人2世。大阪工業大学中退後、さまざまな事業に関わり、大谷貴義や福本邦雄らの知己を得て「戦後最大のフィクサー」と呼ばれる。1991年、イトマン事件に関与したとして逮捕されたものの、保釈中の1997年に韓国・ソウルで失踪。1999年に都内で身柄を拘束される。黒羽刑務所、ソウル南部矯導所に服役し2013年に仮釈放。現在はソウル市内にて暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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