宝島社新書<br> なぜ日本人メジャーリーガーにはパ出身者が多いのか

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宝島社新書
なぜ日本人メジャーリーガーにはパ出身者が多いのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800299451
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0275

出版社内容情報

鋭い視点のもと、ツイッター上で新しい野球の見方を提供する“プロウト(プロの素人)”評論家のお股ニキ氏(@omatacom)。ダルビッシュ有投手がその眼力を認めたことで人気に火がつき、著書の『セイバーメトリクスの落とし穴 マネー・ボールを超える野球論』(光文社新書)はベストセラーとなっています。そんなお股ニキ氏が、日本のプロ野球に厳然と存在するセパの格差について、データと独自の視点から分析・評論。さらに、大谷翔平をはじめMLBに行った過去の選手の寸評など、プロ野球ファン全体が楽しめる一冊です。

内容説明

昔から“人気のセ、実力のパ”といわれているプロ野球。オールスターゲームの通算成績は、パ85勝、セ79勝。セパ交流戦は過去15回で、パが12回優勝。日本シリーズはここ10年、パが7年連続9回日本一。メジャーで活躍する選手はほとんどパ出身者…。なぜ、こんなにもセパの格差ができてしまったのだろうか?こうした日本のプロ野球に厳然と存在するセパの格差について、ダルビッシュ有投手に魔球「お股ツーシーム」を教えたことで大評判を呼び、著書『セイバーメトリクスの落とし穴 マネー・ボールを超える野球論』(光文社新書)がベストセラーとなった著者が、データと独自の視点で分析・評論する。

目次

第1章 なぜ「人気のセ、実力のパ」なのか
第2章 データで見るセパのプレー比較
第3章 データで見るセパの采配の格差
第4章 なぜ日本人メジャーリーガーにはパ出身者が多いのか
第5章 セパの格差を生むその他の要素
第6章 近年の新ルールを検証する

著者等紹介

お股ニキ(omatacom)[オマタニキ]
様々なデータ分析や鋭い視点と感性に基づき、ツイッター上で新しい野球の見方を提供する“プロウト(プロの素人)”評論家。ツイッターで知り合ったダルビッシュ有投手がその眼力を認めたことで火がつき、初めての著書の『セイバーメトリクスの落とし穴 マネー・ボールを超える野球論』(光文社新書)はベストセラーに。現在では、現役プロ野球選手にアドバイスすることもあり、選手から絶大な信頼を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kaz

39
ダルビッシュ、マー君、大谷翔平。確かに近年、メジャーで活躍している選手はパリーグ出身者が多い。その理由について、球団の経営方針、ドラフト戦略、育成力、スタジアムの広さ、指名打者制など、セリーグとパリーグの違いに触れつつ、多彩な視点での深い分析に唸らされた。その指摘はメジャーについてだけではなく、近年の日本シリーズや交流戦の対戦成績の推移まで及んでいる。それらの指摘は、最近の私の認識と合致していたし、野球というスポーツの特性を再認識させられた。野球好きな人に、強くお勧めする。2019/12/24

たかやん

22
「ユーティリティー選手の役割に近いが仮にそんな選手いなくとも成立する点」とDH制を一言で喝破されていて膝を打つ。また今年のドラフトでは“ロマン”の佐々木朗希にパリーグ4球団、“完成”と“安定”の奥川恭伸にはセリーグ3球団競合したことから両リーグのマインドの違いを象徴していたと著者は言う。結局パリーグ優勢の現状はそうした意思決定の積み重ねがもたらしたものだと思うから、ほいほいDH制さえ導入すればパリーグに勝てると思いたがるセリーグ球団のお偉いさんたちはDH制導入の暁には益々言い逃れできなくなる気がします。2019/12/10

hnzwd

20
野球をデータで見る流れは今後も続いていくんだろうな。と思う一冊。パリーグ優位はしばらく続きそう。2020/03/22

katoyann

19
パ・リーグの方が体格に恵まれている選手が多いから、セ・リーグよりもメジャーリーガーが出やすいということだった。全般的に数値に基づいた分析となるため、答えとその根拠が簡潔に示されている。ただ、数学の素養と野球のニッチな知識の両方がないと難しく、部分的に難解に思えた記述もあった。例えばメジャーで成功するための変化球のバリエーションについては、やや難しかった。興味深いのは監督WARという采配の指標で、采配によってチームを勝たせた監督として評価できるのは伊東勤さんだという。理路整然とした文章で参考になった。2023/09/06

フク

19
お股本第2弾。前著『セイバーメトリクスの落とし穴』と合わせて読めば、コアな野球の見方がインスタントに身につく(それが楽しいかどうかは別)。 * ごく一部で話題になった、指名打者制についての考察は明快。〈DHの枠が存在することで柔軟な選手起用が可能になり、結果として単純に出場できる枠が増えるという以上のメリットがもたらされるメカニズムが形成されているのである。〉 * 監督WARの考え方は新しく面白い。伊東勤の指標がやたらと良く、トラウマを思い出す。吉井理人の連投の指標も明確で素晴らしい。再任希望。2019/12/05

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