出版社内容情報
2020年は『日本書紀』成立1300年。そして1月15日から東京国立博物館(東博)で『日本書紀成立1300年、「出雲」と「大和」』の特別展が開催されます。 展覧会のポイントは「幽」と「顕」です。日本書紀の中では、神が、天照大神に、出雲の地に神の世界(幽~隠れた世界)を作るよう命じられます。そして、その神の世界を、地上の大和の国(顕~表の世界・現世~)に譲るよう、大国主命に命じられます。なぜ、神は出雲から大和に国譲りを命じたのでしょうか。日本と天皇のはじまりがわかる、その謎解きを、カラー図解で解説します。
内容説明
日本書紀で豪族は王家とつながった!「幽(神)」と「顕(現実)」が一体となった古代日本、精霊崇拝から首長霊信仰へ。いかに日本は成立したのか!出雲から大和への国譲り、その謎に迫る!
目次
序章 「大和と出雲」、「幽と顕」の二つの柱を中心に構成された『日本書紀』の神話
第1章 なぜ国史に神代を記したのか
第2章 天の下の主者、伊奘諾尊が誕生させた三貴子
第3章 「天の下」は「出雲」でかつて大和朝廷は出雲文化圏の一部だった
第4章 素戔嗚尊は出雲の治世者でなく治世者の父となる
第5章 出雲の大己貴神の国譲り
第6章 『日本書紀』における「大和」とは何か
第7章 交わり混ざる出雲と大和
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大大学院博士課程修了。文学博士。元明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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