内容説明
「失敗したら、しゃーない。取り返せばいい」。「天才ラガーマン」の生き様とリーダー論。
目次
特別寄稿1「理不尽に動じない大切さを平尾さんから学びました」(山中伸弥)
第1章 自分を変える
第2章 リーダーとは何か
第3章 壁を乗り越える
第4章 最強のチーム
第5章 勝者の条件
第6章 常識を疑う
「平尾と会うのは楽しかった。いつも新しい発見がある」(岡田武史)
著者等紹介
平尾誠二[ヒラオセイジ]
1963年、京都市生まれ。陶化中学時代にラグビーを始める。81年、伏見工業高校で全国高校ラグビーフットボール大会優勝。82年、史上最年少(当時)でラグビー日本代表に選出。同志社大学では史上初となる大学選手権3連覇を達成。大学卒業後、英国リッチモンドに留学。86年、神戸製鋼所入社。入社3年目から日本選手権7連覇。W杯に3大会連続出場(87年、91年、95年)。91年の第2回W杯では主将として、日本代表のW杯初勝利に貢献。97年、ラグビー日本代表監督就任、99年の第4回W杯にチームを導く。2000年、NPO法人「スポーツ・コミュニティ・アンド・インテリジェンス機構(SCIX)」を設立し理事長に。同年11月、日本代表監督辞任。07年、神戸製鋼コベルコスティーラーズGM兼総監督に就任。12年、ラグビーW杯2019組織委員会理事就任。16年10月20日、永眠。享年53(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
178
国内外に感動をよんだラグビーワールドカップ。もし、この人が生きていたら…と思わずにいられない。「スポーツから日本社会を変えたいんですわ」。サッカーの岡田武史(元・日本代表監督)と対談のため初めて会った時の彼の言葉が、心に刺さった。「今一番のリスクは、リスクを背負わないこと」「理不尽、不条理、矛盾を経験しないと、やっぱり人間は成長しないし、強くならない」 読む人それぞれに響く名言集だった。2019/11/14
ツキノ
15
【動かされた!】2019年9月発行。『友情 平尾誠二と山中伸弥「最後の一年」』を読んだのが12月、録画していたドラマを見てこちらも読む。ラグビーについてはよくわからかったけれど、とてもクリエイティブでおもしろいスポーツなのだと平尾さんの発言から少しだけわかったような気がする。ほんの少しだけ。「関西弁は浸透度が違う」とはなるほど。「失敗したら、しゃーない。取り返せばいい。」というページは見えるところに貼っておこう。ありがとう、平尾さん。取り返すよ。2024/01/22
金吾
14
すべてが得心するわけではないのですが、やはり道を極めた人の発言は考えさせられ、気づかなかったことを気づかしてくれると思いました。2020/10/24
FUJI燦々
7
シンプルで読みやすくすぐ読み終えることも可能だが、一つ一つの言葉が深くいつまでも読んでいられる。やっぱカッコいいよなぁ、それが容姿だけでなく考え方がカッコいいのだからとても敵わないよね。この本を手元に置いておくだけでも平尾さんにあこがれ続けることができると思う。2020/04/06
kenwatan
5
誰が発する言葉なのか ということは、意識される イチイチカッコいい。 諦めない 諦めないことで考えられる 達成するところにいるから考える 自分ごととして考える 深刻さは考えを止める 本番でしか、感覚は磨かれない 経験が、人を次のレベルに引き上げる 常に現場感がある その中の言葉だから響く2019/10/19