宝島社文庫 このミス大賞
勘違い―渡良瀬探偵事務所・十五代目の活躍

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  • サイズ 文庫判/ページ数 319p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800296641
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

第17回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品です。江戸時代から続く福岡の探偵事務所の15代目・渡良瀬良平が、学校で起こるさまざまな事件を鮮やかに解決! 通夜のため実家に帰った八尋竜一は親戚の少女・久遠に「おじさんの思い出を教えて」と請われた。小学生のときに起きた「サルスベリの木の下には死体が埋まっている事件」をきっかけにクラスメイトの渡良瀬と、転校生の北川雪子と行動を共にするようになった八尋。中学のときに起きた「通り魔事件」「はらジュエリー、ブローチ事件」「隠れ家と増水事件」と思い出を色鮮やかに語っていく。話を聞いた久遠の導き出した物語の真相とは?

内容説明

通夜のため実家に帰った八尋竜一は、久遠という少女に「おじさんの思い出を教えて」と請われた―。小学生のとき「サルスベリの木の下には死体が埋まっている」という噂をきっかけに、江戸時代から続く探偵事務所の十五代目・渡良瀬良平と行動を共にするようになった竜一。中学に入ると転校生の北川雪子も加わり、三人で様々な事件に挑んでいく。そして、話を聞き終えた久遠が語る真相とは?

著者等紹介

猫森夏希[ネコモリナツキ]
1989年、福岡県生まれ。福岡大学卒業。アニメーション制作会社を退社後、執筆活動に専念。第17回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉として、『勘違い―渡良瀬探偵事務所・十五代目の活躍』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむー

49
そもそも『このミス隠し玉』自体が玉石混交でも石寄りなのだが今作は正直ひどい。『もっとがんばりましょう』。主人公・八尋と探偵役・渡良瀬が関わる小学生から中学生にかけてのいくつかの事件の謎を解き明かす日常系青春ミステリなのだが、物語が進むにつれモヤモヤばかりが残るやるせない事件の背景が強まる鬱系なこともともかく、終盤でのあまりな路線変更と物語すべてをぶち壊すラストのひとこと。タイトルも内容にまるでそぐわない一般受けを狙ったうわついた場違い感、登場人物の個性も魅力も薄っぺらく評価できる要素が見当たらない2019/10/27

ami*15

36
中学生の頃の竜一が恋をした北川の秘密と久遠という不思議な少女が竜一の回想から紐解く全ての真実。単にミステリーというだけではなく、読み手は気付いているけど本人はなかなか気付かない恋愛感情の過程がわかりやすく描かれていたところが良きでした。ただミステリーとしては回想部分の日常の謎的な面も物語の真相もわざとらしさを感じてしまう部分があり、個人的には納得しにくい作品だったかなと思いました。「勘違い」というものは捉え方によっては残酷な運命を引き起こしてしまうものなのかもしれない。2019/07/19

23
タイトル読みした作品。初読みの作家さんってか、この作家さんの1作目だそうな。何となく読了だなぁと思ってたら、最後は(@_@)そんな勘違いとは…。ちと好みでなく残念。2019/09/20

蕭白

9
面白かったです。エンディングにはちょっとビックリでしたが、納得できるものでした。2020/06/02

うぇい

7
途中まではとても面白かったですけど、最後まで読むと良くわからんといった感じでした。  250ページ位までは2000年頃の福岡県の郊外を舞台にした男2人女1人の中学生が少年探偵団を結成して活躍する青春ミステリーな感じでした。そのまま最後まで押し通して欲しかったかな。  読み易かったし、北川さんや渡良瀬クンのキャラクターも良かったです2021/06/11

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