「仕事ができる」とはどういうことか?

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「仕事ができる」とはどういうことか?

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800294692
  • NDC分類 159
  • Cコード C0034

出版社内容情報

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』がベストセラーとなっている企業コンサルティングの山口周氏、そして『ストーリーとしての競争戦略』で知られる一橋大学教授・楠木健氏による「新時代の仕事論」をテーマにした対談本。GAFAに太刀打ちできず、海外IT企業に食われるばかりの日本企業。IT分野だけでなく、その他の分野でも日本企業は世界的にイノベーションを起こすこができなくなっている――。日本企業の停滞の原因は、旧態依然とした「仕事ができる」ことへの評価にあった。不安定で不確実、かつ曖昧で複雑化する現代社会では、情報処理スキルには限界があり(誰がやっても同じ答えになる)、2人は「仕事ができる=スキルが高い」というモードから、「仕事ができる=センスがある」といわれる感性、感覚、勘などが重要視される時代にならざるを得ない、と予言する。あなたの仕事観を根底から変える、新時代の仕事の教科書。

内容説明

MBA、論理的思考…デフレ化するビジネススキル。スキルよりセンスがものをいう時代。「論理」と「感性」をめぐる新時代の仕事論。

目次

第1章 スキル優先、センス劣後の理由(アート派、センス派は“ビルの谷間のラーメン屋”;ビジネスとは問題解決 ほか)
第2章 「仕事ができる」とはどういうことか?(労働市場で平均点にお金を払う人はいない;「やってみないとわからない」センスの事後性 ほか)
第3章 何がセンスを殺すのか(ビジネスパーソンの「エネルギー保存の法則」;「横串おじさん」と位置エネルギーの“魔力” ほか)
第4章 センスを磨く(センスの怖さはフィードバックがかからない点;島田紳助の「芸人は努力するな」の意味 ほか)

著者等紹介

楠木建[クスノキケン]
1964年東京都生まれ。89年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。一橋ビジネススクール教授。専攻は競争戦略。企業が持続的な競争優位を構築する論理について研究している

山口周[ヤマグチシュウ]
1970年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修士課程修了。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。電通、ボストン・コンサルティング・グループ、コーン・フェリー等で企業戦略策定、文化政策立案、組織開発に従事。現在、株式会社ライプニッツ代表、株式会社中川政七商店、株式会社モバイルファクトリー社外取締役、一橋大学大学院経営管理研究科非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

301
良本。一貫して対話形式なので、お手軽に読めると思わせておいて、実は中身が充実しており、考えさせられながら読める本。センスの価値を様々な実例を交え、時に脱線しながらも、腑に落ちやすくまとめられている。一つの会社に五年以上も勤めていれば、頭に浮かぶ顔が色々あって、身に当てはめて読めるだろう。個人的にも得るものは多かった。組織が固まってくるほど、フィードバックの効かないセンスに頼った発想は受け入れられなくなってくる。こういう、あるあるな問題点に対してのバランスの取り方なども触れて欲しかった。2020/04/10

みき

50
期待を遥かに超える対談であった。とはいえ帯にスキル<センスと書かれているのに本文中に逆のことを言っているのはどうなのよと(笑)そしてまともな管理職はスキル<センスということは身をもって日々体験していると思うし、センスという言葉を別の言葉で置き換えることの難しさも理解できるはず。自分はセンスと呼ばれる何かを体系的にまとめて再現性を高めたものがスキルと呼ぶのではと考えているところもあり、またセンスは後天的に伸ばせると記載もあるので、結局はセンスとは身につけたスキルの総和に過ぎないのではと思わざるを得なかった。2024/05/25

Yuma Usui

35
仕事には「センス」と「スキル」の2つが必要で、仕事ができる人は「センス」が高いとして著者2人の対談をまとめた一冊。1)具体(分析)と抽象(統合)、2)直感と論理、のマトリクスが興味深く、分析・論理=スキル、統合・直感=センスと整理されており理解が捗った。次の文が印象的。▼「好き嫌い」の問題を「良し悪し」の問題に強制翻訳してしまう。これが不毛なケンカをもたらす。▼問題の解決それ自体が新たな問題を生み出す。▼センスはディープラーニングの結果として事後的に生まれる。2020/11/28

いーたん

25
面白かった❣️仕事ができることとは、スキルもあるけど何よりセンスがあって、課題というより問題に対して、箇条書きではなく、時間軸でストーリーとして展開出来ること、それが担当者と経営者の違いにもなる。自分の土俵感がわかること。コンピテンシーはスキルでも性格でもない、まさにセンス。…読めば読むほど、自分にはセンスないわあ、と思ってしまう。しかし、修行ののちに身につくらしい、センスなるもの。修行の心がけのところ、再確認しておかなくては😅2020/08/29

てってけてー

19
この人じゃないとダメだと思わせる、それが仕事ができる人である。仕事ができるとはどういうことかというWhatのことを語っている。 学びは ・センスとは具体と抽象の往復運動 ・一度自分なりの論理や抽象にあげている人にとってはいつか来た道になり、新しい事象について決断が早くなる ・できごとを「要するに」と抽象化する 2025/03/25

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