出版社内容情報
「戦争を知っている世代がいなくなったとき、日本は怖いことになる」――護憲と平和主義を貫いた田中角栄の言葉は、いまなお時代を鋭く射抜く力を持っている。「死んでたまるか」と戦中を生き抜いた角栄の「従軍時代」と、政治家として体現した保守の平和主義を、心に残る言葉とともに読み解く。古き良き日本人が大切に守り続けてきた「平凡な幸せ」の原点がここにある。
内容説明
「戦争の時代」を生き抜いた角栄の平和論。
目次
第1章 戦争と従軍(海軍兵志望;破れた夢;戦場のディアナ・ダービン ほか)
第2章 外交と憲法(早坂茂三の「スクープ」;国会で語った「かすかな喜び」;改憲は国民が決めること ほか)
第3章 人生の価値(理研は「人生の大学」;「親書の秘密」;「防衛庁長官」の決まり方 ほか)