宝島社文庫
千年探偵ロマネスク―大正怪奇事件帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 373p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800292742
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「私は千年探偵――知識を深める時間なら幾らでもあったわ」 悩み多き青年×美貌の少女探偵の大正怪奇ミステリー! 時は、大正8年。 秦野財閥の四男・孝四郎は、芸妓の子であることを理由に認知されず、貧しい生活を送っていた。しかし母を病で亡くした後、突然、父から一族に迎え入れられ、常軌を逸した指令を下される。曰く「人魚の肉を手に入れろ」と。 父の命で孝四郎は、 隠遁生活を送っている謎の少女・白比丘尼の元を訪れる。彼女は、「自分は人魚の肉を食べた不老不死の身である」と言い、時に童女のようなあどけなさを見せ、時に鋭く厳しい言葉を口にする。彼女と手を組むことになった孝四郎は、かつて集団失踪事件があった曰く付きの孤島でのオークションに参加することに。 集まったのは一癖も二癖もある人々。 ところが、翌朝、開催者・不破男爵が島の海岸で死体となって発見され……? 過去の事件と現在の事件が共鳴し、謎が謎を呼ぶ怪奇ミステリー!

内容説明

時は、大正8年。秦野財閥の四男・孝四郎は、父の命令であるものを得るため、謎の少女・白比丘尼と共に、孤島で行われるオークションに参加することとなる。“千年探偵”と呼ばれる彼女は白い髪に葡萄茶式部姿で、自らを「人魚の肉を食べた不老の身」と言い、童女のようなあどけなさと老練な賢者の如き鋭さを併せ持つ、麗しき奇人で―。人魚伝説の残る孤島で起きる連続殺人事件の謎に挑む、怪奇ミステリー!

著者等紹介

囲恭之介[カコイキョウノスケ]
千葉県生まれ。『バリアクラッカー 神の盾の光と影』(電撃文庫)で、第21回電撃小説大賞・電撃文庫MAGAZINE賞を受賞しデビュー。神秘的で謎に満ちた物語と、スリリングな作品を得意としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

55
おどろおどろしさはあるんだけど、何かの焼き直しのようで、強烈なオリジナリティはなかったのが残念。2019/07/07

coco夏ko10角

22
タイトルと表紙でなんとなくミステリー要素のある怪奇ものだと思ってたら怪奇要素のあるミステリー。大正時代のクローズド・サークル面白かった。シリーズ化しててもよさそうだけど続きはないのね…2021/02/06

けえこ

13
初読の作家さん。 食べると不老不死になるという人魚の肉をめぐる怪奇ミステリー。 絶海の孤島で開催されるオークション、謎の美少女、連続殺人。 なかなか面白かったです。2023/11/08

きょん

12
人魚の肉を食べた不老の少女と妾の子として蔑まれた青年の灯台島での冒険譚。昔懐かしい二十面相などポプラ社のジュブナイル的な印象かな。2019/08/13

ホシナーたかはし

12
乱歩横溝正史リュパンポアロ等、過去の名作の良いとこどりか総集編か、それらを読む気が無く、軽く済ませたい人向け。正直、私を含む名作読了の諸兄には、とっても物足りないかと。2019/07/24

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