宝島社新書
データで読み解く「生涯独身」社会

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  • サイズ 新書判/ページ数 271p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800292537
  • NDC分類 367.4
  • Cコード C0295

出版社内容情報

50歳で一度も結婚経験がない人の割合を示す「生涯未婚率」。

2015年国勢調査によると、日本人男性の4人に1人、女性の7人に1人が、50歳時点で
結婚の経験がない。さらに、若い未婚男性の7割、未婚女性の6割が「交際相手なし
」だという。

その一方で、「いずれは結婚したい」と考えているのは、若い男女のおよそ9割。
この割合は1980年代のバブル期からほとんど変わっていない。

「結婚したいのに、できない」人が増えつつある、「生涯独身社会」日本。
結婚の妨げになっている要因とは、いったいなんなのか――。

本書ではさまざまなデータから、「未婚化」が猛スピードで進む、現代日本の実像
を読み解く。

▼もくじ

第一章 結婚願望がないのか、叶わないのか
第二章 「結婚の壁」のリアル
第三章 親子同居という「甘い罠」
第四章 “毒親”が未婚化を加速させる
終章 考えるべきは「親亡きあとの子の幸せ」

▼著者プロフィール

天野馨南子(あまの・かなこ)
株式会社ニッセイ基礎研究所 生活研究部 准主任研究員

東京大学経済学部卒。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。1995年日
本生命保険相互会社入社、1999年から同社シンクタンクに出向。専門分野は少子化
対策・少子化に関する社会の諸問題。厚生労働省育児休業法関連調査等を経て結婚
・出産。1児の母。不妊治療・長期の介護も経験。学際的な研究をモットーとし、
くらしに必要な「正確な知識」を広めるための執筆・講演活動の傍ら、内閣府少子
化対策関連有識者委員、地方自治体・法人会等の少子化対策・結婚支援データ活用
アドバイザー等を務める。

内容説明

「結婚したいのに、できない」人が増えつつある、「生涯独身社会」日本。結婚の妨げになっている要因とは、いったいなんなのか―。本書ではさまざまなデータから、「未婚化」が猛スピードで進む現代日本の実像を読み解く。

目次

第1章 結婚願望がないのか、叶わないのか(未婚化が少子化に直結する日本;「未婚率」と「生涯未婚率」の違い ほか)
第2章 「結婚の壁」のリアル(若い男女の9割が「いずれは結婚するつもり」;意識調査に潜む“冤罪リスク” ほか)
第3章 親子同居という「甘い罠」(若年層の「非交際化」に海外メディアは驚愕;実はデメリットが多い「一人暮らし」 ほか)
第4章 “毒親”が未婚化を加速させる(「子ども部屋おじさん」の実態;若い女性はどんな相手に魅力を感じるのか ほか)
終章 考えるべきは「親亡きあとの子の幸せ」(胸に強く突き刺さった友人の言葉;子どもの人生のパートナーは親ではない)

著者等紹介

天野馨南子[アマノカナコ]
株式会社ニッセイ基礎研究所生活研究部准主任研究員。東京大学経済学部卒。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)。1995年、日本生命保険相互会社入社。99年から同社シンクタンクに出向。専門分野は少子化対策・少子化に関する社会の諸問題。厚生労働省育児休業法関連調査等を経て結婚・出産。1児の母。不妊治療・長期の介護も経験。学際的な研究をモットーとし、くらしに必要な「正確な知識」を広めるための執筆・講演活動の傍ら、内閣府少子化対策関連有識者委員、地方自治体・法人会等の少子化対策・結婚支援データ活用アドバイザー等を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

37
研究者にありがちな冷たい客観性とは真逆の、現代日本の超独身化を何とかしたい、未婚の男女が人生の旅路のパートナーと出会えることを心から願う天野馨南子さんの慈母のようなまなざしを感じた。今や男性の4人に1人、女性の7人に1人が生涯独身(結婚歴がない)であるという。本書は膨大な量のデータを掲載して、「思い込みの罠」から抜け出せるように多角的に説いている。一番印象に残ったのが、親の過干渉(言葉では心配していると言う)の影響だ。また、一人暮らしよりも二人暮らしの方が7割ぐらいの生活費で賄えるのも経済効率が良い。2020/02/27

おいしゃん

31
未婚率、晩婚化が進む背景を、多種多様なデータ分析で読み解く。全てデータに基づく、理詰めの理論なので、読むのに時間はかかるが、どれも納得。2019/08/18

Taka

14
この方の著作は以前にも読了済。。男女共に年齢!年齢!年齢!なのは同じく強調されているが、その状況を作り出してしまうのは、子どもとの同居を望んでいる親世代にも原因が。。年下の女性を捕まえられるのは圧倒的に再婚者。同年代2割。女性年上2割。男性年上6割。この6割は8割が下がっている。男女共に女性年上を好むのは10%以下だが実際には2割に上るというデータに少し元気づけられる。結婚を未婚者が諦める最多原因は自分は結婚に向いていないと思ったこと。未婚者は圧倒的に愛する好きになる力がない。これは他の原因よりも実は強い2023/10/02

黒頭巾ちゃん

11
▼データに裏付けされた、世間の常識を覆す本▼男性は若い女性と歳の差婚したがるが、叶うのは一部のバツイチ男性。なので、未婚男性は同世代の女性しか選べない▼高齢出産は男性の要因の方が多い▼親と同居してる男性は、親が同居を望んでおり親原因▼未婚化は交際経験のなさが原因2019/09/07

nori

8
It seemed that author fixed conclusion then corrected data which had made justify it. She did not refer to 子供部屋おじさん took care for old parent. Her proto-type is regular workers of big corporate, not part-time worker. How statistics are manipulated! 2020/06/01

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