宝島社文庫<br> 帝都メルヒェン探偵録

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宝島社文庫
帝都メルヒェン探偵録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 348p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800291325
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

第六回ネット小説大賞 グランプリ受賞作。大正のモダニズムを引き継ぎ、独自の文化を花開かせつつある帝都・東京。千崎理人は帝大卒のエリートながら、職も持たぬ自堕落な生活を送っていた。ある日、ついに居候先を追い出された理人が職を得ようと訪れたサロンで出会ったのは、謎の美少年。その少年・小野カホルは並外れた推理を披露して曰く、「自分が事件を解決するから、探偵役になってほしい」。理人は、「少年助手を従えた美貌の探偵」として、様々な事件に巻き込まれていくことに……。クセ者揃いのロマンミステリ、開幕。

内容説明

伝統とモダンが、新たな市民文化を花開かせる帝都。ドイツ人の母を持つ華族の青年・千崎理人は、職を得ようと訪れたサロンで、謎の美少年と出逢う。少年は、理人の望み―職と住まいを用意する代わりに、グリム童話に擬えた『名前当て』の賭けを持ち掛け…。さらに「自分が事件を解決するから、『探偵』として表に立ってほしい」と頼むのだった。華やかな昭和の初めを舞台に、理人は「少年助手を従えた美貌の探偵」として、様々な事件に巻き込まれていく。第6回ネット小説大賞グランプリ受賞作。

著者等紹介

黒崎リク[クロサキリク]
長崎生まれ、宮崎育ちの九州人。第4回ネット小説大賞を受賞し、2017年に『白いしっぽと私の日常』(ぽにきゃんBOOKS)でデビュー。第6回の同賞で、『帝都メルヒェン探偵録』でグランプリを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

57
大正という時代とグリム童話が不思議に融合しているのが楽しい。3か月で小野カホル(仮)の名前を当てるという条件で少年探偵・カホルの助手とカフェの手伝いをすることになった帝大を首席で卒業した日独混血の美貌の青年・千崎理人とカホルのバディ物風の探偵小説、グリム童話が絡むのでメルヒェン要素があってじんわりと不気味な雰囲気が良い。2022/06/05

きょん

18
昭和初期を舞台にハーフの高等遊民青年と謎めいた少年のグリム童話を下敷きにした探偵譚。「先生」と呼ばれる謎の人物の正体も不明だし、カホル君の正体も明らかとなり今後の二人の関係変化も楽しみかな。2018/12/22

りんりん

11
ドイツ人の母をもつ華族の青年・理人は不思議な少年に雇われて、カフェーの給仕をしながら時々探偵役を務めることになる。童話に絡めた謎はまあまあおもしろかった。続編が出たら読みたい。出来れば、時は少しずつ動いていてほしい。2020/04/20

あゆ

9
昭和の初めを舞台に華族の青年・理人と謎の少年「カホル」。仕事と住む場所を得る為にカホルと彼の本当の名前を当てる賭けを行う事になる。さらに探偵の代理も頼まれた理人はカホルと一緒に色んな事件に巻き込まれていく。グリム童話になぞらえた事件が多く、ある意味謎も残ったままなので続編でないのかな?2021/06/09

にゃうぴょん

7
昭和初期のレトロモダンな空気感とグリム童話が下敷きになったお話で雰囲気もいいし、登場人物も個性的で面白かったです。ドクトルの正体も不明だし、カホルと千崎さんのこれからも気になります。次回はもっと謎解き多め希望で楽しみにしています。2019/01/13

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