内容説明
イラストだけでサクッと仕事に使える行動経済学の基本!
目次
1 行動経済学ってなに?
2 経済学者の深い反省
3 行動経済学の“いろは”
4 バブルはなぜ起こる?
5 生活に役立つ行動経済学
6 セールスに惑わされないための行動経済学
7 使える範囲が広がる行動経済学
8 行動経済学のこれからの展望
著者等紹介
真壁昭夫[マカベアキオ]
経済学者、法政大学大学院政策創造研究科教授。1953年、神奈川県生まれ。76年、一橋大学商学部卒業後、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)に入行。83年、ロンドン大学経営学部大学院卒業後、メリルリンチ社ニューヨーク本社へ出向。みずほ総研主席研究員などを経て現職に至る。「行動経済学会」創設メンバー。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NICKNAME
34
タイトルから伝わる通りとても分かり易かった。ただ全体的にみると、色々な理論達が横並び的に時には重複してとてもシンプルに説明されているので、行動経済学とは色々な理論の寄せ集め的なモノでもあるかとも思う。まだまだ新しい学問であるしこれからの更なる研究と実用を期待したいです。神経経済学というある意味更に掘り下げた学問があるというのも面白い。2019/04/17
ひさしぶり
17
心理学を使って従来の経済学よりも納得できる私たちの意思決定のプロセスを説明できるーとある。理屈じゃないのよ、天候や推しの球団の勝ち負け後の行動、行列店に足が向くのも。スーパーのきゅうりを高いと感じる主婦が家電屋の冷蔵庫と抱き合わせの食洗機の2万5千円の値引がお得と感じる、哀しいかな自分のことか?悪用すると恐ろしい世界が広がります。行動経済学の入門。2023/01/24
隠れて読書
13
【ヒトは合理的ではない。だからこそ行動経済学】 常に合理的に動くことを仮定して築かれた伝統的な経済学に対し、ヒトは必ずしも合理的な判断ができるわけではないと考え作られたのが行動経済学。その行動経済学を、イラストと平易な言葉で教えてくれる本です。行列に並ぶ、『初回のみ90%オフ』、有名人をCMに起用するなど、行動経済学で説明できることはとにかく身近。 キンコン西野さんの『行動経済学は学んでおいた方がいいよ』との言葉に誘導され読んでみましたが、確かにおろしろい学問です。2021/03/16
e
12
なにか仕事の役に立てばと思い購入しました。本の中でも書かれていたように、当たり前のことを述べているだけなのですが、こういう脳の働きからくるものなのか!と新鮮に驚きました。こういったことを頭に入れておくと、合理的でない損失を防げたり逆に利益を上げられたりしますし、日常生活でも役に立ちそうなことがちりばめられていました。読んでみてよかったです。2018/09/02
大浦幹
9
人がものを購入するまで、どのように意思決定をしているのか気になり、行動経済学を学び始めました。 この本は文字が最小限で、絵や図を通して伝えてくれるので、とっつきやすく、わかりやすい印象でした。 ただやはり書いてある内容は浅いため、この本をきっかけにより専門的な著書を読むことをおすすめします。2019/12/12