出版社内容情報
生誕100年を迎えた戦後最大の宰相・田中角栄。1985年、脳梗塞に倒れるまで政界に君臨したキングメーカーの「最後の1000日」に密着したカメラマンが、「今太閤」と呼ばれた男の素顔を初めて明かす。カラー写真でよみがえる多数の未公開写真と、若き「田中軍団」の肖像、そして晩年に明かした自らの哲学と生きざまを一冊に収録した決定版。
内容説明
没後四半世紀を経て、いまなお国民に絶大な人気を誇る政治家・田中角栄。雪国の貧家に生まれ育った名もなき少年が、一国の宰相に登りつめた「今太閤」伝説は、戦後の高度成長時代を生きた日本人の心象風景と見事に重なり合う。総理退陣後、ロッキード事件で逮捕され、一転「巨悪」と指弾され続けた1980年代の角栄に密着し、病に倒れるまでの1000日間を撮り続けた報道写真家が初めて明かす「角さん」の素顔と知られざる逸話。そこには善悪を超えた人間の深奥が垣間見える。政治家としての田中角栄を歴史のなかに正しく位置づけるための貴重なカラー写真を多数収録した完全保存版。
著者等紹介
山本皓一[ヤマモトコウイチ]
1943年香川県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、渡米。小学館『週刊ポスト』カメラマンを経て、フリーランスのフォト・ジャーナリストに。世界各国のルポルタージュや、湾岸戦争、ソ連崩壊、北朝鮮、国境問題などをカバー。1983年から3年間にわたり、「キングメーカー」時代の田中角栄を密着取材。1985年、写真集『田中角栄全記録』(集英社)を刊行。『来た、見た、撮った!北朝鮮』(集英社インターナショナル)で2004年講談社出版文化賞受賞。日本写真家協会、日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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