出版社内容情報
神社は日本に約8万社あるといわれていますが、その創建が古代にまで遡る歴史のある神社はごくわずか。本書では、そんな歴史のある神社を100社選定。最古の神社といわれる奈良県の大神神社から始まる、日本人なら訪れたい各地の神社を200点以上の写真を使ってオールカラーで詳しく解説します。神社を通して古代からの日本を感じ、自然と各地に足を運びたくなる一冊です。
内容説明
私たちが今暮らしている日本はどのように誕生したのか。この素朴な疑問に答えてくれるのが神社である。神社の信仰・神道の原型は、まだ文献のない縄文時代に生まれ、古代の日本人が持っていた文化や習俗を現在まで伝えている。そして歴史的な出来事があった地には神社が創建される例も少なくない。神社は現代と過去を結ぶタイムカプセルのような存在なのである。本書では、神話の時代から各地の豪族による群雄割拠の時代、ヤマト王権の誕生、飛鳥時代、奈良時代を通じて、「日本」という国のかたちが整えられるまで、その時代ごとに創建された神社100社を掲載している。神社を通して、古代史と日本のルーツをひも解く。
目次
神社を知れば、この国の歴史がわかる
第1章 神話の時代
第2章 ヤマト王権の黎明期
第3章 ヤマト王権の創成期
第4章 初期ヤマト王権の時代
第5章 倭の五王の時代
第6章 古代「国家」の成立
第7章 飛鳥時代
第8章 奈良時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けぴ
33
浅間神社、富士宮の本宮は訪問しましたが、富士山山頂に奥宮があるとは!行ってみたい。福岡の宮地嶽神社、2月と10月の夕日は参道から海岸まで直線に照らされ、光の道となる。見てみたい!その他、伊勢神宮、熱田神宮、住吉大社など代表的な場所の解説も充実。マッピングした日本地図が巻末にあれば、さらに良いと思う。2018/12/14
kawa
27
信仰心が薄弱な私でも、機会があって神社を尋ねると何か粛然とする霊気が感じられ、その雰囲気は嫌いではない。各地の由緒ある神社が時代別に多数紹介されている。神話に詳しくないので、その由緒にピンとこないところが珠にキズではあるが、旅行のついでに訪ねてみようという動機にはなりそう。取りあえず、榛名神社(四脚門の後方の巨岩を見てみたい)、埼玉古墳群に興味そそられる。2018/06/29
sakakendo
6
歴史の流れに沿って並べられている本を探していたのでとてもよかった。ただ創建された時期と建築のシンプルさはあまり関連しないのかなと思った、後ヤマト王権の時代の勢力争いはあんまりピンとこないな。。。2020/09/09
MAMI.
4
★★★★☆2019/09/13
kaz
3
写真が小さいのが難だが、著名な神社について、歴史等をコンパクトに説明してくれる。神話の背景等を想像しながら読むのも楽しい。 2018/09/08