出版社内容情報
名を捨てた侍の行馬は、過去を封印し、京都の寺子屋で子ども達に学問を教えながら穏やかに暮らしていた。ある日、懇意にしている本屋・満天堂書林の主から、 京の案内本の執筆を頼まれる。挿絵は京で一番の人気を誇る冬芽が担当することになるが、行馬は冬芽が抱える心の闇、そして病を知り――。いっぽう、町で片腕だけ切りおとされる辻斬りが重ねて起こり、被害者がかつての仲間だったことを知る。さらに現場からは“女人が泣いたような声がした”と聞き、行馬はかつて自分が罪無き人々を斬ってきた刀「般若刀」であることを確信する。行馬は盟友とともに、京で出会った大切な人々を守るため、自分を騙る下手人を捜しはじめる。第15回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞『京の縁結び 縁見屋の娘』著者が描く時代ミステリー!
内容説明
侍としての名前と過去を捨て、京で暮らす戯作者・月夜乃行馬。懇意にする板元の満天堂書林で京の名所図会を執筆する行馬は、女絵師の冬芽が描く、哀しき想いを秘めた美しい絵に惹かれていく。同じ頃、行馬の仲間だった侍たちが、行馬が持っているはずの妖刀を振るう辻斬りに遭った、との報せが入る。自分を騙った下手人を探る行馬はやがて、故郷で起きていたある悲劇を知ることに…。
著者等紹介
三好昌子[ミヨシアキコ]
1958年、岡山県生まれ。嵯峨美術短期大学洋画専攻科卒。第15回『このミステリーがすごい!』大賞にて『京の縁結び 縁見屋の娘』で優秀賞を受賞し、2017年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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