出版社内容情報
「明日雨が降ったら、お父さんを殺す」。小学五年生の大地は幼馴染の少女・空からそう言われた。翌日、雨は降り、空は予告通りに父を殺した。さらに空の兄の悟も殺し、大地は空と、悟の死体を地中に埋めた。その翌日、大地の前に悟が霊体となって現われた。悟はなぜ自分が殺されたのか、なぜ霊体の姿で現世に止まっているのか、分からないと言う。それ以降、大地の周囲でさまざまな事件が起こるようになった。空とも大地とも仲良しの少女・光の下着が水泳の授業中に盗まれる。チャボが猫に襲われる……。そして、光と空の歪な関係が明かされる……。さまざまな事件の真相は? 彼らの過去に何があったのか?『このミステリーがすごい!』大賞・幻の応募作品が“超隠し玉”として、まさかの刊行!
内容説明
小学5年生の夏、死者と会話できる大地の前に一人の霊が現れた。彼の名は悟。大地の大好きな幼馴染・空の兄で、悟は父とともに、彼女によって殺された。悟は殺された理由を探るべく、この世に留まったという。それ以降、大地の周囲でさまざまな事件が起こり…。そして、親友との関係に苦しむ妹の姿を目の当たりにした悟は、大地が決して知ることのない、空の哀切な秘密に触れていく。
著者等紹介
田中静人[タナカシズト]
1986年、新潟県生まれ。東京工科大学卒業。『このミステリーがすごい!』大賞・超隠し玉として『陽気な死体は、ぼくの知らない空を見ていた』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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itoko♪
chiru
Junichi Yamaguchi
ささみ@超低ログイン中です、ゴメンナサイ
大福