出版社内容情報
アンダーグラウンドな職業の実態ははっきりと知られておらず、イメージだけが先行しているものが多くあります。組織化が進む振り込め詐欺集団の構成(出し子、番頭、金主)から、細分化する闇金融、経済系ゴト師(パクリ屋、整理屋、B勘屋)、博打関連、美人局や後妻業、さらには「組長」「若頭」などの階級解説まで、ピカレスク(悪漢)小説ではおなじみの怪しい職業と収入、その仕事の実態をイラストとともに紹介していきます。
内容説明
反社組織トップは年収10億!?ゴト師は時給4万!?「懲役1年で1億ゲット」のカラクリから、犯罪小説を超えた時給25万の世界まで!ヤバイ仕事101の全内幕!
目次
第1章 ヤクザの仕事図鑑
第2章 詐欺の仕事図鑑
第3章 裏経済の仕事図鑑
第4章 裏交渉の仕事図鑑
第5章 博打の仕事図鑑
第6章 密売の仕事図鑑
第7章 性の仕事図鑑
第8章 闇職人の仕事図鑑
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろぞー
27
簡潔に書かれているので読みやすい。世間にはこんなにも悪人が蔓延ってるのかとビックリo(`ω´ )o色んな儲け方があるんだなぁと感心してしまう。でも意外にリスクがでかい割には儲けが少ない職業もあったなぁ。2017/10/29
犬養三千代
4
「闇」裏社会とあるが、表があっての裏。古梅園って奈良の墨のこと調べてみよう。2020/06/03
アイロニカ
1
池上彰の職業カタログには当然ながら裏稼業がカバーされていなかったので衝動的に購入。ヤクザをはじめ詐欺師や悪徳業者、ギャンブルや風俗などいわゆる「闇の職業」101種類を平易に紹介した本である。あまり聞き慣れない仕事や業界用語もあり、自己防衛的な意味でも勉強になった。途中のコラムがなかなか深く、「ホンネ」と「タテマエ」に代表される綺麗事の無力さとアウトローの生存戦略は社会に生きる誰しも考える意味があるだろう。社会というものは単純に思い浮かべるより遥かに不条理な思惑をまじえて成立しているのかもしれない。2018/06/28