出版社内容情報
学生時代に使った高校の教科書には、人類はアウストラロピテクスから始まり、猿人→原人→旧人→新人と直線的に進化してきたと載っていましたが、この説は、今や完全に否定されています。本書は科学者や考古学者たちの最新研究結果を元に、人類の祖先が誕生して日本人になるまでの歩みを解説するとともに、これまでの学説を覆す数々の新事実を紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きまたよ
1
京大の島博士が監修する人類の歴史の本。この本は4つの章から出来ていて、第一章はネアンデルタール人にフォーカス。第二章は日本人のルーツ、第三章は生命の発生から類人猿まで、第四章ではホモ・サピエンスまでの進化をたどる。入門書なので平易な文章ときれいなグラフィックスで読みやすい。表紙をめくったところと、また、後書きの最後に「人類はどこから来て、どこに向かうのか」がある。そう、我々はどこに行きたいんだろう?少なくとも絶滅したいとは思っていないと思うけど、、けど?2017/06/24
タカエス
0
自分の遺伝子は両親から受け継いだもので、その両親はさらにその親から・・・と考えていくと、果たして自分のルーツはどこにあるのだろう、どのような歴史を経験してきたのだろうと思い、手にとって読んでみました。現在、縄文人(日本人)の遠い祖先は人類共通の東アフリカ起源説が定説だそうです。ジャワ原人、北京原人ではありません。そして私はたぶん琉球民族ですが、東南アジアあたりから海を越えて渡来したのだそうです。新たな遺跡発見やDNA分析研究の進歩により、現在はそこまでわかってるのだとか。すごい。。2019/05/06
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