出版社内容情報
極東の小国であった日本の近代化を急速に推し進めた明治維新。この明治維新に多大な影響を与えた一人が、明治天皇です。本書は、今日成熟した社会で暮らす日本人が知っておきたい、日本が近代化していくために献身した明治天皇の功績や人物像を紹介していきます。明治維新のはじまりといえる大政奉還から150周年を迎える2017年に、今の日本の源流を伝えつつ、読者に新たな発見をもたらす一冊です。
内容説明
大政奉還から150年―ベールに包まれたその素顔。木戸孝允、岩倉具視、伊藤博文、西郷隆盛、大久保利通。大帝と明治の偉人たち、秘められた相関図。
目次
第1章 明治維新―国政の頂点に立つ(即位2年後の大政奉還―国政の頂点に立つ天皇;西から東へと進んだ明治新政府による統一 ほか)
第2章 生活と家族に見る明治天皇の素顔(宮殿建設もためらった質素な生活ぶり;国民の生活向上を願い受け入れた西洋文明 ほか)
第3章 日本を動かした明治天皇の判断(「五箇条の御誓文」で政治方針を神に誓う;伝統にとらわれない外国要人との謁見 ほか)
第4章 大帝が信頼した明治の偉人たち(伊藤博文;岩倉具視 ほか)
著者等紹介
小田部雄次[オタベユウジ]
昭和27年生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得。専攻は日本近現代史。近現代の皇室・華族研究に新分野を広げ、皇室女性に関する著書も多い。現在、静岡福祉大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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