• ポイントキャンペーン

東芝崩壊―19万人の巨艦企業を沈めた真犯人

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800272294
  • NDC分類 542.067
  • Cコード C0095

出版社内容情報

長らく日本を代表する企業であった東芝。しかし、ここに来て数多くの失態が明らかになっています。
前代未聞の決算発表“ドタキャン”をはじめ、依然として粉飾体質が続く、企業としてもはや末期的な
状況です。本書では、グループ従業員数19万人を超えていた巨艦企業の東芝が、2015年に不正会計が
発覚してから債務超過に転落したその真相に迫ります。歴代社長の暴走の果てに解体に至る道のり、
そして、“虎の子”である半導体事業を扱う東芝メモリの売却にも手をつけるなど、「解体」待ったなし
の東芝は今後どうなっていくのか。戦前から続く東芝の企業体質、権力構造、それらによってもたらさ
れたウェスチングハウス買収の裏側などを解明しながら、19万人の巨艦企業を沈めた真犯人に迫ります。

内容説明

大企業は嘘をつく!失敗の全内幕を明かす。離反する監査法人、隠ぺい体質、派閥意識、不正会計の闇、原発の罠。切り売りされる6兆円企業―。奈落の底に落とした戦犯たちを炙り出す!

目次

第1章 浮上する粉飾決算疑惑
第2章 戦前から東芝を支配する派閥意識
第3章 深すぎる不正会計の闇
第4章 隠ぺい体質の根幹
第5章 虚飾まみれの第三者委員会
第6章 「東芝解体」までの道のり
第7章 米国の罠にはまったウェスチングハウス買収
第8章 離反する監査法人
第9章 消滅する総合家電メーカー

著者等紹介

松崎隆司[マツザキタカシ]
1962年生まれ。中央大学法学部を卒業。経済出版社を退社後、パブリックリレーションズのコンサルティング会社を経て、2000年1月、経済ジャーナリストとして独立。企業経営やM&A、雇用問題、事業継承、ビジネスモデルの研究、経済事件などを取材。経営塾が出版している月刊誌『BOSS』の「新経営人国記」では出身県別に300人以上の経営者、政治家、官僚などを取材した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

90
組織も大きくなると必ず「病気」にかかるようだ。昭和期の陸軍と同じ。イケイケの時は自分のことしか考えていないし、ヤバくなるとひとごと。紹介されている経営陣の方々も一般社員の時に不正をするような人材ではなかったと思う。過去に理不尽な目に合わされて「我が世の春が来た!」と思った瞬間にその膿が出たような気がする。「そういう風土は一回ご破算にした方が良いと思うんだが、経産省と検察庁の取り決めで何が何でも潰さないらしい。こんなことを見逃したら、海外の投資資金が逃げまっせ。そうなると日本国民全員で泥水を被ることになる。2017/10/26

lopmomo

2
会社が大きすぎて制御不能になってしまった感じ。エクセレントカンパニーになったと社外にアピールしても実態は昔と変わらず単なるパフォーマンス。形だけ作っても内部統制が取れず正常に機能していない、委員会なども名称を変えただけでそのポストに就くのは前と同じ老害役員。不正が続き、派閥争いがある会社を正常に戻すには、誰がそれを着手するのかと言うところからして難しそう。となると崩壊に向かうしかないのかな。2017/08/17

jin

1
これは他人事ではない。東芝という大企業は、日本経済の縮図でもある。最近でも神戸製鋼、日産、SUBARUと日本を代表する大手メーカーの不祥事が絶えない。一体、日本の経済成長を支えた名門企業はどうなってしまうのか。なぜこんなことが起こってしまったのだろうか。2017/11/23

伊藤駿汰

1
東芝の危機に至るまでの経緯2017/09/27

宗像司郎

1
当事者は被害者意識も持っているのでは。戦争がなぜ起きてドロ沼化したのかが本人たちにもよくわからないように。こういった流れが起きないように自浄作用ができる仕組みが大切。2017/08/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12026518
  • ご注意事項