宝島社新書
三菱財閥 最強の秘密

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800271686
  • NDC分類 335.58
  • Cコード C0295

出版社内容情報

三菱東京UFJ銀行が、三菱UFJ銀行に名称を変えるということが話題になっています。東京銀行の名前が消え、より三菱閥の力が強くなった証拠です。三菱財閥は、お荷物だった三菱自動車を日産に売りつけ、その力は近年になく強くなっています。東芝を抱えた三井財閥とは違います。その三菱の本当の力を長年、三菱グループの取材を重ねてきたジャーナリスト、田中幾太郎が多角的に分析します。三菱グループのみならず、関係者必読の一冊です。

内容説明

日本最大のコングロマリット、三菱財閥。スリーダイヤが築く経済規模は200兆円超ともいわれ、二大巨頭の三井、住友を凌駕する。まさに世界を席巻する最強エリート集団である。国産旅客機MRJの納入遅延やリコール隠しなどの不祥事で凋落説がささやかれたこともあったが、その圧倒的な“財閥力”と堅固な“結束力”で逆境を乗り越えてきた。その強さの秘密はどこにあるのか―?最高意思決定機関「金曜会」や「総資産300兆円」といわれる三菱金融グループの実態、三菱自動車の行方など、さまざまな視点から徹底解剖。日本のトップを疾走する企業集団の実像と虚像に迫る。

目次

第1章 三菱自動車の行方
第2章 最高意思決定機関「金曜会」の秘密
第3章 「総資産300兆円」の三菱金融グループ
第4章 ザ・商社「三菱商事」最強伝説の虚実
第5章 三菱を動かす慶應ネットワーク
第6章 揺らぐ名門「三菱重工業」

著者等紹介

田中幾太郎[タナカイクタロウ]
1958年、東京都生まれ。『週刊現代』記者を経てフリージャーナリスト。慶應義塾幼稚舎や三田会の記事を各種雑誌で執筆。他に医療問題や企業の経営問題など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

23
三菱人は政治に関与せずという指針もある。ただ、三菱は国家なりを標榜してきたこととは一見矛盾するようにも見えるが、一線を画すことで、うまく立ち回ってきた。 岩崎弥太郎の最初の成功は政府との癒着によってもたらされた。維新政府の高官から各藩が発行する藩札を買い取るとのインサイダー情報を仕入れ、巨万の富を手に入れ、その後も政府のバックアップを受けて成長した。 しかし、三菱の一人勝ちがそんなに続くわけはなく、アンチ三菱を作らないためにも、政治に深入りはせず、それでも最大限活用する術を身に付けていった。組織の三菱だ。2019/08/02

Honey

11
2017年7月発行。 あまりにも有名な日本の財閥。三菱以外の財閥との比較を含めて、意外と知らないことが多かったので、とても面白く読めました。 いまや、弱肉強食のグローバル化世界でも、日本文化の良いところを強みに変えて頑張ってほしい。2020/07/16

ミヤト

4
三菱系の組織と慶応大学に密接なつながりがあることをはじめて知った。 組織の成り立ちや実情の一部が垣間見れた。2020/10/10

OjohmbonX

4
タイトルが週刊誌っぽいというか陰謀論っぽいけど、内容は三菱系企業が定例の社長・会長の懇親会を通じて現実的にどういう影響を及ぼし合っているのかという話だった。資本関係もないのに、設立のルーツが岩崎家・三菱につながっているというだけの大企業が30社近く集まって、企業ガバナンスで怒られない範囲で協力し合って、しかも各経営者は直接財閥時代を経験してもいないのに「自分は三菱の一員」というアイデンティティを保持しているというのは、珍しい現象だという気もする。2018/07/20

ばーちー

3
図書館で手に取った本。ジャーナリストが書く本って、ミーハーな人が噂話として書くようなものなんだなと。自分は知的好奇心を唆られる方が好きだなぁと改めて思った。ただ、自社の話が出た所はちょっとだけ面白かった。2019/08/23

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