出版社内容情報
『こころ』『斜陽』『人間失格』……。色あせない名作から、今日から役に立つ一行をピックアップ! あらすじと解説で、小説の内容もスッキリわかる。巻頭には心安らぐ絶景写真と心温まる名言がセットになったグラビアを掲載。人生の悩みと大人の教養に効く一冊。カバーはカスヤナガト氏のイラストを使用。
内容説明
名作の中には名言がある―『友情』『銀河鉄道の夜』『金閣寺』など名作43作の珠玉の名言集があなたの人生を深くする。
著者等紹介
中山七里[ナカヤマシチリ]
1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』にて2010年第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yanae
61
人間失格、坊っちゃん、たけくらべ…その他たくさんの名作から一行をピックアップし、その背景を説明してくれる、かつ、物語の簡単なあらすじや、作者の境遇などを教えてくれる。私のように純文学をあまり読んでいない(反省)人にはとても勉強になる一冊でした。巻頭のグラビア(もちろん景色(笑))も素敵だった。七里さんが監修してます。ミステリー書いている七里さんだけど、やはり純文学はしっかり読まれているそうで。勉強させていただきました!⬅って書き方だけど、勉強というより、分かりやすくかいてあって楽しめましたー!2017/04/23
なつ
37
名言集はたくさん出版されてるけど作家の方が監修を務めているのは珍しい気がします。著名な文学作品から、愛や生きがいなど、7テーマに合わせて名文を紹介。恥ずかしながらこれらの名作にあまり触れてこなかったので、名言が出た背景やあらすじがわかるのは嬉しいところです。いい本なので第2弾ないかな。2020/09/14
金吾
5
同じ本を読んでも感じたポイントが全く異なる点が多く、読み直そうと思わせる本です。とり上げた作家の代表作のあらすじもあるので新たに読もうとする本を見つけるのに便利です。2020/01/28
さえき
4
見所が一行で表されていてさらに簡単に概要があるので、知らなかった作品に興味を持つのにちょうどいい本。恥ずかしながらこういった名作はあまり触れてこなかったので読んで見たい作品、作家さんが一気に増えた! 本作に出てくる気になった名作 ・黄金仮面/江戸川乱歩 ・桜の樹の下には/梶井基次郎 ・悟浄出世/中島敦 ・お伽草子/太宰治 ・密会、人間そっくり/安部公房 ・野火/大岡昇平 ・君死にたまふこと勿れ/与謝野晶子 ・智恵子抄/高村光太郎2018/01/31
ミヒャエル・安吾
3
日本の名作を「読んだふり」するのに使えそう。2017/06/22
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